"Ogikubo Ladies"/荻窪ヴェルヴェット・サン

 8月3日は、再び荻窪のヴェルヴェット・サンにて女性アーティストの皆さんを6組集めたイベントに参加してきました。私はその中でMAKIさんとリナンさんのバッキングを受け持ちました。MAKIさんのライブは夜の10時過ぎてましたかね、トリだったリナンさんが始まったのは11時でした。
 
 まずは、その前に登場した宮良彩子(ミヤッチ)さん。ピアノの弾き語りによる彼女のパフォーマンスがなかなか良くて、とても刺激を受けちゃいました。彼女の全身で音楽しようとする姿勢が好ましく、歌もピアノも全力投球って感じでしたね。聴き手に訴えかけて行く強さがあって、実に良かったです。後で話を聞いたら、彼女のお母様が私と同い年だそう。その点については、お互いに「ビミョー」なムードだったかな?でも、今後も楽しみな人ですし、どんどん精進してほしいです。

 そして、MAKIさんの登場。急遽、ベースのトム君が加わって本来のバンド編成によるアンプラグド風セッションになりました。この日のように6組もの女性シンガーを聴き比べていくようなイベントだと、MAKIちゃんがいかに正統派のボーカリストであるかがわかります。正直、ひょっとしたら、今の世の中では珍しいぐらいに声が出て良く伸びるし、スピードを感じる歌声かもしれません。
 個人的には、ちょっと力任せのプレイになりがちだったのが、自己反省として残ります。それと、いま一つ腰が座ってなかったと言うか、自分のプレイが「宙に浮いた」ような感じになってしまったように思えました。何となく大人げない傲慢な演奏で、MAKIちゃんの良さを十分に引き立てられなかった気がしています。
 何でも、外に対して「強く」アプローチすることは悪くはないですが、こと音楽というものに関しては、一歩退いてさりげないソロやバッキングに徹することも、大事な効果と成りうるというのは、今回のジュンコさんとのクラブサーキットでもよく理解したつもりだったのですが、ついつい調子に乗って力技に持ち込むのは、ちょっといただけないことでした。

 なので、私が弾かなかった"太陽の近いこの場所で"がとてもいい出来だったと思いました。MAKIちゃんの三線とシンプルなギター・サウンドがメロの良さを浮き上がらせていたのでした。最後にやった"Gimme One More..."では、ようやく全体を意識しながら演奏していたので、何とかいい感じにまとめることができたかもしれません。

 続いてリナンさんの登場。最初にピアノの弾き語りで4曲やりましたが、"Maybe Sometimes""Student"と個人的には惹かれる曲が歌われた後、"Daylight"での彼女のボーカルにはかなりキュンとしました。曲自体もなかなかの佳曲ではありますが、今日はそのパフォーマンスがとても良かった。それに、数年前に自分がピアノを弾いてリナさんが歌った時のことも思い出したりして、いろいろと感慨深かったです。
 続く"カレーの歌"は、いかにも彼女らしいビミョーな曲とでも言いますか。危ない橋を渡りそうになるのですが、今回はなかなか面白く聴かせてくれましたね。

 そして、私とベースの永田プロが加わっての3人編成で3曲。1曲目の昭和歌謡風ボサロックの"Triangle"では何はともかくリナンのスーパー・ダンス・パフォーマンスにつきました。2曲目の"river song"はメルヘンともサイケとも言えそうな世界観が実に面白かったし、彼女がピアノで、私がシンセという編成でうまく出来たと思います。
 で、リナンのラストであり、このイベントの最終曲となった"アイランド"はとても丁寧にやろうと心がけました。その感じはほぼうまくいったのではないでしょうか。

 ちなみに、今日の後半の出演者ミヤッチ、MAKI、リナン3人とも沖縄生まれとは驚いた。それぞれ"太陽に近いこの場所で""アイランド"等、沖縄への思いを綴った歌を披露してくれたのも良かったけど、あらためて沖縄人の音楽センスの良さに感心させられた一日でもありました。


 
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by harukko45 | 2007-08-04 05:36 | 音楽の仕事

おやじミュージシャン和田春彦の日記でごじゃる
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