タケカワユキヒデ/新潟りゅーとぴあ

 時間が前後してしまいましたが、ジュンコさんの大阪ブルーノート2日間を終えた翌日、私はホテルを朝6時半頃出発し、9時半には新潟のりゅーとぴあホールに到着していた。この日はタケカワユキヒデさんとT's Companyのコンサートでありました。
 
 私は大阪・伊丹から久々のプロペラ機で新潟に向かったので、タケさんご一家とギターの土屋さんよりも1時間程早く現地入りでき、なかなかスムースな移動にホクホクだったのだが、何と良かったのはそこまでで、実際に早めのセッティングと楽器チェックをし始めたら、シンセのデータがメディアに記録されていなかったことが判明した。
 これは、たぶん私自身が自宅でデータ・セーブをしっかり確認しなかったことがいけなかったのだ。が、今さら言ってもしかたない。かなりのショックではあったが、とにかくリハーサルが始まる前にシンセのプログラミングを一からやらなければならなかった。

 こういったトラブルからの現場処理には、それほど動じずにテキパキとこなせる方ではあるが、タケさんのプログラムは、私が現在やっているライブの仕事の中で、一番ハイテク化されているセットだったので、それを本番前に失ったのはやはり落ち込んだ。

 何とか、今まで使っていたものに近くプログラムを大急ぎで終わらせたが、その後、今度はMIDIパッチ・ミキサーがトラブってしまい、シンセをダンパー・ペダルでコントロールできない状態に陥ってしまった。
 これは、結局最後まで解決せず、非常にやりにくいことになってしまった。おまけに、1曲ごとに4つのスイッチをかえていかなければならず、演奏以外のことでバタバタしてしまった。

 ただ、このような場合は出来るだけ慎重に落ち着いていれば、臨機応変にこなせるもので、この日も、オープニングの"風を感じて"から"モンキーマジック""ガンダーラ"、アイちゃんリードの"Me And You"、モトイちゃんリードの"Move On"あたりは実にスムースな流れで、私も土屋さんもなかなか快調なパフォーマンスであった。

 そして中盤、タケさんがこのたびリリースしたビートルズ・トリビュート・アルバム「クロニクル」にちなんで、"Yesterday"に始まって、短く"Penny Lane""Long And Winding Road""Eight Days a Week""A Hard Day's Night"、そして3人で"She Loves You""Ticket To Ride""One After 909"という、ビートルズ特集はこちらもかなり楽しんで一気に盛り上がってしまった。

 だが、少々油断したとでも言うか、続くタケさんの新曲"タントラ"ではサウンドにサスティーンが効かずに、イントロが始まった瞬間に非常にガックリきた。その影響で歌前は決まらず、その後も動揺したまま演奏していたので、あたふたしたようなノリで曲が進んでしまった。何ともしまりのないエンディングといい、個人的には散々な内容だったので、大変悔やまれる。

 その後、アイちゃんモトイちゃんのソロでは、何とか気持ちも演奏も持ち直したが、再び"ビューティフル・ネーム"で、今度はMIDIでシンセがリンクせず、当初の音色が出てこなかった。これはかなりグサっときて、こんなに楽しくて素晴らしい曲なのに、何で俺は落ち込まなきゃならんのだ!って心境になってしまった。どこのトラブルかを演奏しながら探し出し、ようやく中盤以降は何とか形を取り戻したのだった。まったくねぇ、情けないったら。

 "999"とアンコールの"A Big Rock And Roll Star"はとりあえず普段通りの演奏が出来たのは救いだったかな。だが、やはりこういう日は落ち込んでしまう。
 とにかく、演奏のみならず、いろいろな準備の段階でも慎重に物事を進めないと、大きな落とし穴がいつでもあるのだと、もう一度肝に銘じなくては。
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by harukko45 | 2007-07-31 01:32 | 音楽の仕事

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