アジア・カップ/日本0(PK5-6)0韓国

 アジア・カップの準決勝は見ていない。録画してあったサウジ戦(25日)を、仕事から帰って2時間見るのは少々つらく感じた。はっきりしたことは言えないけど、ハノイが今回共催の4カ国の中で一番暑かったとのこと。そこにずっと居続けたことで、フィジカル面では相当消耗していたのだろう。それと、もっとも強豪であったオーストラリアとの死闘に、PK戦とは言え勝利したことで、メンタルの部分で緩みも出たのではないか。
 それが、もろに表れた感じのサウジ戦での3失点、それも全てに先手を取られる試合運びのまずさだった。

 そして、昨日の3位決定戦。正直、もともとこの順位決定戦と言うのは、興行的には必要でも、実際の価値としてはあまり意味のないものと、昔から批判も多い。特にワールドカップ・クラスの大きな大会になればなるほど、ただのエキシビジョン的になってしまう。でも、今回は次回大会での予選免除などという余計なオプションをつけたので、再び勝利を義務づけられることになった。

 だが、日本は明らかにフィジカル、メンタル両面でオーストラリア戦をピークに下降局面に入っていたようだ。この試合での各選手のパフォーマンスは当初のものよりも、ずいぶんと落ちてしまったような印象だった。
 それでも、相手の韓国も不調だったからかなりの部分で試合を優位に進めることができた。おまけに相手は退場者を出したし。
 しかし、ここでもズルズルと決め手を欠いたままPK戦にまで持ち込まれて敗れたのだった。

 さて、確かに敗れて悔しい気持ちもあるが、ジーコ時代のような強いフラストレーションを感じる怒りを憶えるような負けではなかった。オシムが描くサッカーは悪くないと思う。パスをつないでつないで、最終的にエレガントにゴールを決める「考えて走るサッカー」はきっと成熟した時には、素晴らしく魅力的になる。
 その片鱗や形は見えてきた。そして、それはことのほかリスクを冒しながらも、常に攻撃的に向かう内容だった。かなり良く見て、スペインやポルトガルにも通じるイメージではないか。

 たぶん、オシム監督は確信犯的に、今回このような「アート」でエレガントなサッカーを大会全てを使って試したようにも思う。しかし、それが全面的にうまくいかなかったのは、そういう内容にあっていない選手がいたからだし、方向性は良くても技術的に足りない選手がいたということだろう。よって、今後使える選手、使えない選手は明らかになってきたとも言える。実際に監督が会見でも「もうチャンスはない」という発言もしていた。

 ある意味、ジーコの「ヴィジョンなき」サッカーによって「日本の目指すサッカー」への探求が4年間停滞してしまい、ドイツ大会での混乱という結果をまねいたツケを、今支払っているわけで、今回の4位という結果はオシムにとってはある程度織り込み済みだったと思う。

 今後は若いU-22以下の世代や、当初から名前が上がっていたル・マンの松井なども加わってくるだろうし、DFでもトゥーリオの復帰が待たれる。
 私としては中盤とサイドプレイヤーの刷新、水野・家長・本田・梅崎・柏木、そして前述の松井らを中村俊と組ませてほしいし、FWでは高原とのコンビに大久保、田中達あたりも見てみたい。

 「負けることで、学べることが多い」というのもオシム監督の言葉、今年後半の代表の新たな陣容に期待が膨らむ。
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by harukko45 | 2007-07-30 12:33 | スポーツ

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