さぁ〜、いってみっか!
2001年 02月 07日
時は1977年、プロミュージシャンを目指しておりました私は、とあるレコード店でバイトをしておりましたが、その時の店長氏が、「和田君〜ん、これスゴイよん。」と聴かせてくれたのがなんと、大橋純子“ペーパームーン”でした。
いやぁ、ぶったまげましたねぇ、ほんと。こんな歌い手が日本にいるなんて!こりゃ日本の音楽界も明るいゾ!と。タイトル曲の‘ペーパームーン’や‘キャシーの噂’などなど、今聴いたって何と新鮮な息吹に満ちあふれていることでしょうか!と盛り上がっていたのもつかの間、届いた新譜が大傑作“Rainbow”であります。‘大橋純子&美乃家セントラル・ステイション’って書いてあります。なんじゃ?と思いつつ、店に出す前にさっそく針をおとしてしまう私。(当然、レコードっすよ。)
ンギャァ〜!やったー、やられたー、すごいー、まいったー、ゆるしてぇー。あんたねぇ、とにかく一曲目の‘シンプル・ラブ’を聴きましょう!なんてカッコイイ、イントロでしょう、コードでしょう、リズムでしょう、メロディーでしょう、歌でしょう!
完璧ですヨ。そして、スリルに満ちた‘ナチュラル・フーズ’やポップな‘レイニー・サタデイ&コーヒー・ブレイク’(さあ、みなさんで歌いましょう!♪レイニサータデイ、コーヒブレィクんんんロッポーユェンミー♪)ときて、‘今シルエットのように’で締めるんですよ。
なんか文句あります?
かくして、すっかり大橋純子&美乃家の大ファンとなった私が、1982年(あの‘シルエット・ロマンス’が大ヒット中)、新生大橋純子バンドのオーディションを受けるという幸運に巡り会えたのでありんす。
この時の課題曲、‘サンバ・ソレイユ’知ってる?知ってたら、なかなかのジュンコマニアだよ。編曲が船山基紀さんで、このピアノ・パートのこむずかしさったら!ちきしょう!とにかく必死に練習して、その当時私はサックスもやっていたというモノメズラシサも手伝って、見事合格したのであります。ヤッタネ!
ジュンコさんとの初ステージの一曲目、そう、あの‘シンプル・ラブ’のイントロ(♪ぴょ〜おんおんおん、ンタッタッタララッタ〜♪)がはじまった瞬間、自分がこの曲を演奏している喜びで私は、心のなかで感涙にむせんでいたのでした。(もちろん間違えたりしないよ、当然。お客様第一!)
まあ、こういった感動の初体験の後、現在まで公私ともにおつきあいさせていただいている次第であります。
さて次回からは今のバンドの様子、近々あるライブのことなんかお話しよう思います。それでは。