Screaming In MORIOKA Part 1

 暗闇から突然、パーカッションが鳴り響く。それが、ループとなって5小節目からE.Pianoによるトランス系のリフが、グルーヴをつくっていく、これがショウのイントロダクションなのだ。12小節目のDrumsのFill Inをきっかけに、13小節目から全員でビートを刻み始めるが、この時GマイナーからE♭マイナーへ転調して一瞬テンションを高めているのがミソなのだ。

 しかしそれもつかの間、Tempo120で17小節目には再びGマイナーに戻るのだが、前とちがってブラスのラテン・ファンク調のにぎやかなリフがこの曲のムードを一気に盛り上げ、開放感で満たしていく。このサウンドにのって、ジュンコさんが登場する。このあたりの六川さんのBassを聞き逃すな!(screaming 1)いいグルーヴだ。それに負けじと、ウエちゃんのドラムがグイグイとくる。タマちゃんのギターのカッティングもいつもながら小気味良い。ク〜、たまらん。

 1曲目‘Izm’は上々の滑り出しだが、まだまだかたさがあるようだ。というより、「やってやろうじゃないか!」の気持ちが少々勝ちすぎているのだ。ジュンコさんは、モニターが聴きづらいのか、普段の声ののびではないぞ。む〜、すこしクールダウンするか?と意識し始めた2コーラス目、またまたBassがすさまじい勢いじゃないか!(screaming 2)今日のロクさんはアメリカのナッシュヴィルから帰ったばかりのせいか、気持ちもからだも超絶的に絶好調とみた。ヨッシャ、ここはアンタに乗っていこう!

 間奏に入るとMiles Davisの‘So What’風に展開して、後藤さんのT.Saxのソロが始まる。彼はとにかく音色がいいし、ブレスのタイミングがいい。だから、フレージングがなめらかでよく歌う。彼はこの日、「マウスピースとマイクの相性がいまいちだ。」とか、「また、メチャクチャなソロ吹いちゃった。」と笑い飛ばしていたが、いやいやご冗談を、まったくもって、ご機嫌なソロなのだ!(screaming 3)こういうサックス吹きは日本では稀有な存在だといつも思う。

 ポップ・ソングにしては少し長めの間奏(しかし必要なのだ!)のあと、ジュンコさんがコーラスふたりを引き連れ堂々たる歌いっぷりだ。そうそう、きたきたぁって感じで、一気呵成にエンディングへ突撃するのだった。

 ‘Don't Think Feel It’‘永遠’と最新作の“Time Flies”からの曲が続くが、これらは各プレイヤーの演奏はほとんど決められている。つまり、アレンジメントされたサウンドを大切にしながら、Vocalを引き立てていくことが重要で、シンプルなプレイを心がける。特に‘永遠’は「歌謡曲的大橋純子」を求める人と「シティ・ポップス、R&B的大橋純子」を求める人との橋渡しと成る曲で、アレンジした私もお気に入りの一曲だ。【フォルクローレ歌謡曲風哀愁メロディのティンバランド風チキチキ・ビート添え】はいかがでしょうか?

 この流れはつぎの‘たそがれマイラブ’に引き継がれていく。おなじみのこの曲は、日本のポップス界を代表する作・編曲家の筒美京平さんの名曲だが、オリジナルのアレンジがいまひとつ気に入らない。そこで、このところのライヴでは、ジュンコさんお気に入りのボサノヴァの味わいを取り入れて、A.Guitarを中心に演奏している。タマちゃんのコードの刻みがジュンコさんの歌にまとわりついて、ゆったりとした、それでいてセクシーなムードを演出している。間奏のFluteが今日は心に響くよ、後藤さん!さすがに経験豊富を自他共に認めるだけのことはある。

 盛岡のお客さん達(満杯で立ち見の人もいた)もだいぶリラックスして楽しんでいる様子だ。じゃ、こっちも楽しくノラさせてもらうよ。ということで、70〜80年代のDisco ClassicのMedleyが始まる。さて、聴いてた人、何曲知ってたかな?正解は‘愛のコリーダ’‘Got To Be Real’‘Sunshine Day’‘I'm Every Woman’‘Boogie Wonderland’でした。へへぇ〜、なかなかいい選曲でしょ!こういう曲に理屈はいらないよ。楽しまなくっちゃ!お、一緒に歌ってる人もいるね。手拍子も大歓迎さ。(Everybody,clap your hands,COME ON MO・RI・O・KA!)

 ロクさんはもちろんのこと、普段インテリを標榜してるウエちゃんことゲバゲバ植村君も、やったらこの手のビートがごきげんなのだ。そうか、彼は知能指数の高さと音楽的才能が一緒ではないことを証明している(?)んだ。そして、全編に渡ってファイトしまくるジュンコさんの熱いVocalとそれにピッタリとフィットしたAB Dekohs(サエコ&アッコ)のハーモニーをどうぞご堪能あれ!

 にしても、この‘Boogie Wonderland’はバカだね〜。このバカ騒ぎぶりは尋常じゃない。この止まらない勢いは、ついに【タマちゃんショウ】となって、終焉を迎えるのだが、、、ありゃ、こら!おい、タマちゃん!タマガワ!ユウイチ!そこの広島人!だめだ、こいつジミ・ヘンばりに歯で弾き始めたわい。カァ〜、いつもより多く弾いております。(Everybody,SCREAM!)

 しっかぁ〜し!こっちの心配など物ともせず、見事に決めおったな、オヌシ!でかした、でかした!バカうけやないの、ヤッタゼ!(How you feel all right? OH YEAH!)

 まだまだ、ショウはこれから。後半戦もヨロシク!
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by harukko45 | 2001-03-09 16:07 | 音楽の仕事

おやじミュージシャン和田春彦の日記でごじゃる
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