It's got to be REAL

 最近は、子供が親を殺したり、親が子供を殺したりと、ニュースを見ていて、いたたまれない気持ちになってしまうことが多いのです。そういう事件のあと、学校の朝礼では校長が「命の大切さ」をお決まりのように、子供達に説いています。はて、それが真実でしょうか?なにか、違和感を感じてしまうのです。殺人や凶悪な行動に至る彼らの意識に渦巻くものや、少なからずそういう行動に共感したり、自分もキレてしまいそうだという思いに応えることが、まるで判で押したように語られる「命の大切さ」なのでしょうか。何かリアリティに欠けている気がしてしまうのです。

 ましてや、その当事者の一人である親は、私とほぼ同年代が多く、一緒に机をならべていたような連中があそこまで追いつめられてしまうのです。果たして、私達が受けてきた教育とは何だったのか、自分達の成長はどこかでゆがんでしまったのか、大きなむなしさが募ります。私達は「子供を叱れない大人」との烙印を押されているのです。

 自民党の総裁選が連日騒がれています。確かに4人の中で総裁に選ばれた人物が、次期首相になる公算が大きいのですから、大変重要なのはわかりますが、実際、国民の多くが考えているのは「自民党はNO!」なのではないですか?自民党にはもうウンザリなのです。なのに何故マスコミはあんな連中を大々的に報じてチヤホヤするのでしょう。

 なぜ小泉なのですか?彼はついこないだまで、「身を挺してでも森政権を守る」といってきたのです。それが、森政権の総括もせず、反自民ぶってるのは何なのでしょう?だいたい彼の唱える「郵政三事業の民営化」をはじめとする構造改革は今の自民党では実現する可能性がないと考えるのが普通でしょう。おまけに最近では野党にラブコールを送っていますが、そんなら、さっさと離党するほうがいいのではないですか。

 じゃ、なぜ橋本なのですか?彼は景気後退の原因をつくった人物ではないですか。今更、過去の政策についてあやまられても困ります。彼は首相当時、不良債権の本当の数字を知らなかった、まさかここまで大きいとは思わなかったし、大蔵省も銀行の幹部でさえ正確に把握してはいなかった、と語っています。じょうだんじゃない、この国の真実を知らない連中が国を動かしていたなんて!

 現在の不況の要因としてあげられる不良債権問題ですが、それが語られ始めた宮澤政権時代、財政を6兆円銀行に注入すれば解決していたと言われています。なのに、その政府の申し出に対して、銀行側が断ったのです。何故、断ったのか?大蔵省が銀行側に断るように指導したからです。大蔵省はバブルがはじけても、すぐに持ち直すと甘くみていたのでしょう。また自分達のミスも隠さねばならなかったのでしょう。おかげで、6兆で済んだものがこの10年たって、10倍の60兆償却してもまだ、80兆(150兆とも言われる)あるのです。いや、このまま不況が続けば、もっと増えてしまうのです。

 この当時の首相の宮澤が強い政治力は発揮していれば、大蔵省をおさえることが出来たのです。それに失敗した彼が「平成の高橋是清」とか言われて、大蔵大臣に復帰してもう何年たつのでしょう。この国には過去の失敗をきちっと検証・総括し、それを生かすという文化がないのでしょうか。

 しかしながら、このような愚かな政治を生んでいるのは、我々国民であり、愚かな国民が選ぶ、愚かな政治家が、愚かな政治を行い、国民をますます愚かにし、次の選挙でも愚かな政治家を選ぶのです。この国は経済だけでなく、精神においてもデフレスパイラルに陥っているのです。

 何処に真実があるのでしょうか。何が本物なのでしょうか。いや、どれも真実であり、どれも本物なのでしょう。臭いものにフタをする時代はとっくに過ぎたのです。本物の再発見は愚かな自分に気づくことからはじまるのでしょう。

 ただ、今は浜崎あゆみの言葉が一番ピンときます。「夢も希望も持てない時なのに、『明日に向かってがんばろう』なんて歌えない。」

 本物じゃなきゃだめなんです。
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by harukko45 | 2001-04-18 00:00 | 日々のあれこれ

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