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クリスマス・ツアー〜第四章:夢判断

以下は、夢の話。

 症例(1) ベーシスト:平尾氏 Part 1

 「僕は、何処かの仕事場に来ていたんだけど、そこはガラス張りの部屋だった。

 マツ(松崎しげるさん)の仕事なのは、わかってる。なぜなら、その部屋の屋根もガラスで、上が見えていて、そこにはステージがあり、(バンド仲間の)ユッコもトクちゃんもそっちにいるのが見えたからだ。

 当然、僕はベースをかかえ、よりによって、アンプまで持って、ステージに向かわなければならない。だって、もうリハが始まっている。他のメンバーの準備はもう万端のように見えた。とにかく、急いで行かなければならないのだ。

 僕のいる部屋はステージの一回下なのだから、階段を上がれば、すぐそこはステージのはず、僕は登り口を探した。ところが、行けども行けども、見つからない。どうしたって、そこにたどり着かない。みんなは、上にいるのに、ガラス越しにみえているのに。

 もう、随分な時間、この部屋からの抜け道を求めて、歩き続けているが、結局、絶対にそこにはたどり着かない様な気がしてきた。

 ベースとアンプを持って歩き回って、僕はもうへとへとなのに、上では僕がいなくても平然とリハが始まっている様子に見えた。こんなに、焦ってるのに、一生懸命歩いてるのに、どうして登り口が見つからないんだ!」

 症例(2) ドラマー:黒沢氏 Part 1

 「オレはよう、どういうわけかよう、月にいるんだな。そんでよう、空をみっとよ、お、あっちに地球がみえんじゃんか!へ〜、ここはほんとに月だな、って思ってうれしくなっちまってよ。

 そんで、そのへんぶらぶらしたわけよ。そしたらさ、信号とかちゃんとあって、車も走ってんよ。ひえ〜、おんもしれぇ〜って思ってさ、そのうちパトカーがいるのに気づいたのよ。そいつは近くに停車してたんだな、そこでオレは考えたわけよ。

 オレのいる地球じゃ、例えば湘南の車なら、「湘南33 へ 1818」とかナンバーなんだからよ。ここ月でも、「月xxx〜〜」てなってんのかな〜って。

 そんなこと考えてたら、無性にどういうナンバーなのか知りたくなってよ、そのパトカーに近づいてったわけよ。そんで、そおっと、ナンバー・プレートのぞいてみたらよ、なんとよ。

 「月44 け 5963」だってよ。やっぱ、そうなんだ、それでオレはメッチャ盛り上がって、すげ〜え、うれしくなっちゃった!。」

 症例(3) ベーシスト:平尾氏 Part 2

 「この日の仕事は、そのステージに早く着いたもの順に、自分の場所を決めて良いということになっていたのだ。だから、早く着かなきゃいい場所をとられちゃうのに、やっぱり最後だった。

 結局、他のみんなはセット終了していて、あいているのはステージ中央だけだった。しかたなく、僕は重たいアンプを、やっとこさ、舞台ど真ん中に置いて、音がでるようにした。譜面台に譜面を置いて、さあ、準備が整ったと思った瞬間、いきなり、曲が始まった。

 あ、この曲知ってる、確かこのあいだのリハでやった曲じゃないか。とっても良い曲だったのを覚えている。え〜と、題名は、そう‘電車の歌’だ。

 それで、僕はその曲の譜面を出そうとしたが、なんと、そこにあった譜面は布で出来ていて、それも全部つながっていたのだった。めくっても、めくってもだらだらと続いて、いっこうに‘電車の歌’が現れない。まるで、これじゃ勧進帳じゃないか!

 他のメンバーは余裕で演奏していて、僕には冷たい態度に思えた。それでも、曲は進んでいるから、僕は必死で譜面をめくった。

 ついに‘電車の歌’の部分を見つけて、よし、演奏できるぞと思って、譜面を見ると・・・

 何と、そこには五線と音符が書いてなく、あろうことか『線路』がかいてあったのだ。みんなの譜面も『線路』になっていた。みんなは『線路』を見ながら演奏していたのだ。僕はどうやって演奏したらいいのか、途方にくれた。」

 症例(4) ドラマー:黒沢氏 Part 2

 「オレだってよ、楽器の夢、みたぜ。それもよ、す〜んげぇ〜ドラムセットだぜ。

 とにかくよ、オレはスタジオにいたわけよ。そんで、そこにあるドラムセットをとりあえず見に行く訳よね。

 そしたらよ、そのドラムがなんだかすげぇ〜んで、びっくらこいちまったわけよ。なぜかって、だってよ、ハイハットにモーターが付いてんだぜ!すごくない?

 ひと踏みすると、シャシャシャシャシャって16分打ってくれるんだぜ。やった!すげぇ〜、なんて喜んでたらよ、おやおや、バスドラもなんか変わってることに気が付いたのさ。

 へへへ、なんと、そこにもモーターが付いてたわけよ!で、どうなるって?わかんだろう。ひと踏みしたら、ドドドドドドドって鳴るんだよ!これが笑わずにいられますかってぇの!

 ようするにオレは、意図も簡単に超ハイテク・ドラマーに変身しちまって、楽勝でドドドドシャシャシャシャシャ、で、シンバル、バシャンバシャンと出来る訳よ。な、すげ〜ぇだろう!そんでもって、ディープ・パープルなんかとジャムっちゃうのよ。あ〜、おもしろかったぜ。」


 フロイトは、「夢は実生活で抑圧された願望の現れである。」とし、幼児期に根ざす深い欲望が反映されており、また、夢の中に出てくる物体の性的な意味合いを非常に重視しました。一方、ユングは、全ての夢の中に性的なメッセージが隠されているわけではないと主張し、我々の心の奥底にある希望や望みを表現するものであるから、夢に現れる事によって無意識の願望がはっきりし、実現が容易になると考えました。さらに具体的に、夢は自分自身に対する重要なメッセージであり、それを無視する事は自己にとって損失であると述べています。

 ともかく、松崎バンドのリズム・セクションのお二人のご協力に厚く御礼申し上げます。それでは、この辺で。
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by harukko45 | 2001-12-15 00:00 | 日々のあれこれ | Comments(0)

おやじミュージシャン和田春彦の日記でごじゃる


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