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大橋純子/鶴岡にて

 1月25日に、我々は山形県鶴岡市に前乗りした。26日に、市主催の「シャイニングスノー・コンサート」を大橋純子さんがおこなうわけで、都合2泊3日の鶴岡滞在であった。ということで、まずは前日から市のみなさんをはじめ、主催者の方々によって、我々の歓迎会を催して頂いた。「文化とグルメ」をキャッチフレーズに、「冬祭り」を企画されているとのことで、この日の食事会も地元のおいしい魚料理と、さすがに米どころならではの地酒を堪能させてもらった。おまけに鶴岡市・観光物産課のみなさん、なかなかの接待上手、楽しい会話が切れることなく、とっても盛り上がりましたね。でも、後から後からお酒をつがれてはかないませんでした。やっぱ、飲み過ぎの夜であったわいな〜。

 翌26日、コンサート当日。この日のチケットは発売後4日間で売り切れとのこと。1300人収容の会館が満杯、立ち見もでるとの話に我らが燃えないわけがないのだ。それに、今年初のジュンコ・ライブ、おまけに大ホールでのコンサートは昨年秋の神戸以来とあって、テンションはますます上がっていくのであるが、ここで、我々の前日からこの日までの実体を告白しよう。

 まず、
 ケンさん、私・・飲み過ぎ。やはりこの日リハあたりまで酒残る。
 ロクさん・・前々日まで原田知世さんのツアーで、九州から参上、一人旅が寂しくて電車内でワインを一本あけて宴会に直入り。やっぱ飲み過ぎで二次会途中から熟睡。その後ホテルでも隣室の私の部屋にも響き渡るほどの大いびきを展開。だいぶお疲れ。
 タマちゃん・・彼と彼の奥様とのユニットのレコーディングを現在進行中で、ほぼ連日深夜までの作業の合間をぬっての登場で、やはり寝不足気味。
 サエコ、アッコ・・この二人は割と自己管理が出来てる方だが、到着後すぐにホテル横のダイエーにてショッピング。お揃いのジャケットをバーゲンセールにつき、2000円で購入。宴会終了後もホテル内にある温泉に直行。ちょっとつかりすぎて、ふやけ気味のため化粧の乗りがいまいち(?)。しかしながら、かなり鶴岡を満喫。
 ゴトウさん・・25日も東京でのライブで深夜まで演奏後、一睡もせずに朝一の飛行機で鶴岡着。当然、超寝不足。
 そして、このところ必ず、前乗りが出来ないでいたウエちゃん・・・やはり、今回も東京でのライブがあったため、ゴトウさんとともに当日入り。寝不足の上、前日の宴会に参加できないという恨み、つらみ、自らの不運、世の中の不条理への怒り、そりゃ〜そうとうなもの!で、不機嫌(?)を通り越して、もはや悟りの境地に至っていた。

 何?こんなバンドに誰がしただって?。それはバンマスであるオマエの責任じゃ!いやいや、私は「酒は飲んでも飲まれるな!よく体調を整えましょうね。」と常日頃からみんなに、言おう言おうと思ってるんすけどね〜。ふん、そんな話は今までだって聞いたことがないわい!ってツッコマレそうだが、ま、みんなオトナですから自己責任ということで、どうかひとつ。国会だって、言った言わないで審議ストップになっちゃうこのお国柄。我が国の政府のどうしようもなさに比べれば、(ほんとに日本の外務省はくさってやがる。小泉も静観してないで、ちゃんとリーダーシップを発揮しろってんだ!)我々など全然りっぱなもんです。なぜなら、我々はこの後、本番約2時間は別人のごとく集中しまくったからなのだ。

 何で、そこまで言い切るのか?それは、私がこの日の演奏を録音したMDを、すでに聴いているからで、今まさに、自信を持ってこれを書いているというわけである。どうだ、まいったか!

 適度な疲労感が逆に、無駄な力みから我らを解放させたらしい。それに、会場のお客さん達の暖かさ、これが私達をとてもリラックスさせてくれたのだ。やはり、ミュージシャンをのせるには、たくさんの拍手とおいしい食べ物に、適度(?)の酒(?)が必要だったのか。ん〜、実に深い命題だの〜。いや、失礼失礼。でも、冗談抜きで、この日のお客さん達は素晴らしかった。とにかく音楽をしっかり聴こう、楽しもう、という気持ちに溢れていて、会場中に満ちていたのを感じた。それが、私達をプッシュしてくれたに違いない。

 ‘Izm’‘Don't Think’‘どうして心は’、もう完璧ね。特に‘どうして心は’は、めっちゃ良い。気に入ったぜ。ついに“Quarter”からの新曲も“Time Flies”時の曲郡に肩を並べるとこまで来たのだ。バンマス感無量で絶句!

 それに‘8番目の海’、これは私の数日前からの仕込みも功を奏して、去年より数段いいパフォーマンスだった。これなら希望が持てる。どんどんかっこ良くなると確信できた。そして、昨年12月から懸案だった‘A Way’も、今まででの最上の仕上がりとの評価をケンさんから頂いた。バンマスまたまた感動!ウレピー!

 ジュンコさんも最後まで、とてもリラックスした歌いっぷりだったし、お客さんとのコミュニケーションもバッチリで、今年最初のステージは、予想以上の大成功であった。いや〜、これで今年もいけそうだぜ。というわけで、終演後の楽屋では、もうさっきまでの疲れも何のその、すっかり全員ハイテンションで、お互いを讃え合った。やっぱり、ジュンコ・バンドは楽しい、コンサートはやめられないのだ。

 そしてこの夜も、打ち上げ会をホテルで催していただいた。ほんとに至れり尽くせりで、大変感謝しておりますです。主催者の方々からもお褒めのお言葉をたくさん頂き、私達もおおいに励みになった次第であります。もちろんこの後は、またまた飲み明かし、語り尽くし、楽しくも喜ばしい鶴岡の夜は更けていったのでありました。それでは。
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by harukko45 | 2002-01-29 00:00 | 音楽の仕事 | Comments(0)

おやじミュージシャン和田春彦の日記でごじゃる


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