松崎しげる&大橋純子/箱根・富士屋ホテル

 実を言うと、このところ寝不足が続いている。現在、六川正彦さん(ロクさん)のプロデュースによる「ロコス・レーベル」で、日本が誇る名スティール・ギター奏者、尾崎孝さんの初リーダー・アルバムを制作中で、私はアレンジ・プログラミング(全体のコンセプトが打ち込みベースのサウンドにスティール・ギターを生かす、というもの)で参加しているのだが、これが大詰めを迎えつつあるのと、それとは別件でのレコーディング(これまた、ロクさんプロデュース。彼は最近、非常にガンバッテおります!)があったりと、忙しいのは有り難いことだが、少々お疲れモードになってきていたのだ。

 ジュンコさんとの夕張訪問で、一瞬リフレッシュさせてもらったものの、帰ってくればまたまたコンピューターとにらめっこする生活に逆戻り。結局、連日明け方まで作業しての日々である。(注:この尾崎氏のアルバムには、サックスのゴトウさん、ギターのオッサン、ドラムとアレンジでウエちゃん、そしてもちろんベースでロクさんと、ジュンコ・ファミリーが大挙参加しているのだ。)まあ、何事も生みの苦しみはつきものであるのは、じゅうじゅう承知しているから、ただ頑張るのみなのだ。

 かたや、オッサンも12月9日の「ジョン・レノン・トリビュート・コンサート」のリハーサルが連日おそくまで続いており、彼もまた寝不足であった。そして5日、箱根・富士屋ホテルでの「大橋純子・松崎しげるジョイント・ディナーショウ」で再会することに。この日、入り時間は午前11時。夜型人間には少々微妙な時刻であるが、お互いA型特有の「几帳面で真面目。人にやさしく、自分にきびしい。美を尊び、調和を重んじる。正義感が強いが、辛抱する精神力を併せ持つ。」(くどいよ!)という性格ゆえ、オッサンは10時に、私は10時半には現地に到着していた。普段なら当然の行いではあるが、さすがに今は「もうちょっと寝てればよかった!」が本心。ふたりとも顔がドロドロって感じ。

 とは言え、先週の夕張での出来事を思いだして、いろいろ語っていくうちに元気になっていった。特に思い返されるのは、ジュンコさんのおじさんの実に豪快な話の数々。「毎日、マグロと晩酌は欠かさない。それもトロ!おかげで痛風になっちまった。でも、今でも焼酎を毎晩ひとビン近く空けてしまう。」(でも全然変わらない。すごく強い!)「初めて行った海釣りで、大きなタラを釣り上げて、まわりのベテランから嫉妬された。」「と、思ったら2回目の時は、もっと強い引きがあったので、船頭さんにも助けてもらったが、残念ながら逃げられてしまった。船頭さん曰く、あれだけの力はマグロ(!)に違いないと言う。」(もし上げていたら、すごい高値がついたかも。)などなど、あまりにもたくさんあるので書ききれないのだが、こうやって思い返すだけでウキウキした気分になってしまう。私とオッサンは、そうやって大笑いしながら、その時間を楽しんだのだった。

 さて、そうこうしているうちに、松崎バンドの皆さんも勢揃いし、リハ開始。久しぶりのジョイント・ショウで、はじめは多少ギクシャクしたが、じょじょに調整をつけていった。ただ、本番。今回から、照明のプランニングがかわっていて、前回の時とは違うムードを演出しているのだが、私も初体験(多分?)だった、紺のライト。これにはまいった。全体にバンド・サイドは暗めに作られているのだが、そこに紺のライトが照らされはじめると、一瞬何も見えなくなるような錯覚におちいるのだ。照明的に暗天な状態でも、普段はなにげに見えるものなのだが、紺が強くなると私の場合、鍵盤の白と黒が消えていくように見えたのだ。聞くと、オッサンもベースのショウちゃんもフレットや譜面が見えなくなった、それで一瞬、音を見失ったと言う。ん〜、やっぱね。ここのところは少し改善してもらいたいな。すぐにはスティービー・ワンダーやホセ・フェリシアーノにはなれませんから。

 でも、そんな不満はあったものの、いつもながら汗ビッショリで熱唱する松崎さんの‘愛のメモリー’や、アンコールの‘Endless Love’におけるジュンコさんの実にかわいらしくて愛らしい声(ほんとにヤラレル、これには!)を聴けば、すべては吹き飛んでしまうのだった。あ〜、音楽の力とは素晴らしく、またおそろしくもある。

 そしてショウ終了後、私達は家路についた。0時を過ぎての帰宅。長い一日でしたけど、お疲れさんでした。次は、3日後再び北海道、伊達市にてフル・バンドによるショウである。乞うご期待あれ!テテテンテンっと。
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by harukko45 | 2002-12-06 00:00 | 音楽の仕事

おやじミュージシャン和田春彦の日記でごじゃる
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