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大橋純子/北海道・再び〜伊達

 いやぁ、ちと昨日の宴会で盛り上がりすぎて、今朝、寝坊してしまい、伊達市から千歳空港に向かうチャーターバスを待たせてしまった。失敗失敗。他のメンバーにお詫びをしました。ということで、またやってしまいましたが、昨日のステージがすごく良かったので、ついつい飲みもすすんでしまったわけで、多分おてんとうさんも許してくれると思うんだけどな。

 今回のクリスマス・ツアーでも目玉と言える、ジュンコさん単独でのディナー・ショウは、北海道・千歳から車で2時間移動した伊達市・ローヤルホテルでおこなわれた。先週の夕張の天候とうって変わって、雪が降り始め、寒さも冬本番になりつつある。それに、またまたゴトウさん抜きの(−1)編成。どうも最近、スケジュールがうまく合いませんね〜。ま、この形でもやり遂げる自信はありましたけど。

 そうなんです。良かったのです、本番が。2回ステージでしたが、どちらもそれぞれ捨てがたい。しいて言えば、2回目の方が完成度が高かったでしょうか。リラックスしてましたし、適度なクールさがウエちゃん曰く「シュアな演奏」に結びついたようです。オープニングの‘This Christmas’、これがやはりたまらない。ムードが一気に盛り上がるのだ。つづく‘シンプル・ラブ’‘ビューティフル・ミー’とともに、グルーヴがこの日はとってもソウルフルな感じで、おもわずうれしくなってしまったのでした。バラードの‘ビューティフル・ミー’でも、躍動感を失わなず、常に前向きな姿勢を貫けたと思います。

 ‘たそがれマイラブ’は今年一番のできと感じました。ゆったりとしたテンポと前向きなグルーヴがちゃんと同居し、なおかつ情緒的な部分も十分表現できたのではないでしょうか。その流れを受けた‘You're So Beautiful’‘シルエット・ロマンス’では、今までついついムード的な部分に傾きがちだったのを、少し律した心構えで演奏しようと試みました。いくぶんか「アポロ的」に、という意味です。私的には満足できましたし、たぶん聴いている方にも受け入れやすいのではないかと思います。

 そして、‘サファリ・ナイト’では、シンプルなアレンジに戻した後の初演、1回目はまだしっくりいかない所もありましたが、その後、メンバー同士で確認しあい、2回目はほぼ完璧。‘ペイパー・ムーン’へのなだれ込みもスムースになったように思いましたし、グルーヴのスケールが大きくなった感じです。ですから、本編最後の‘微笑むための勇気’とのメリハリもより明解になりました。伊達市のお客さん達も、ジュンコさんの曲を良く知っている方が多く、また、ジュンコさんがMCも絶好調で、ステージと客席のコミュニケーションは実に良好この上なく、暖かいムードでアンコールを頂いた次第でありました。

 そしてこの日、偶然にもジョン・レノンの命日だったのです。それにあわせたわけではなかったのですが、前回にお伝えしたように、彼の‘Happy X'mas’を我々は最後に演奏したのでした。これが、盛り上がる、盛り上がる。く〜、たまらん!の連発。曲の後半ではお客さん達も気持ちよさそうに一緒に唄ってくれました。ほんと、この選曲、大成功!マネージャーの土田氏、またまたヒットであります。ジュンコさんの雰囲気にもピッタリのこの曲、これからも大事なレパートリーに育てていきましょう。

 ステージ終了後、我々は久々におおいなる満足感・充実感を味わっておりました。ですから、宴会が盛り上がってしまったのです。とにかく、笑いっぱなしでした。でも同時に、こういった喜びは、ディナーショウではあっても、けっして守りに入らず、レパートリー、アレンジ、演奏、そしてもちろん歌唱においても、ジュンコさんの「やりたいことをやろう」とする攻めの姿勢が導いたものなのだということを、強く感じるのでありました。フムフム。

 さて、続いて明日、岐阜・大垣にとんで、松崎さんとのジョイント・ショウがあります。体調を立て直して、しまっていこう!それでは、また。
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by harukko45 | 2002-12-09 00:00 | 音楽の仕事 | Comments(0)

おやじミュージシャン和田春彦の日記でごじゃる


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