松崎しげる&大橋純子/新潟〜そして良いお年を
2002年 12月 30日
イタリア軒は3年ぶりで、前回来たときもジョイント・ショウ。たしか、大雪でむっちゃ寒かったのだが、今回はまるで雪なし。であるのに、我々は前日の22日に新潟入り。私は仕事の関係で、夜遅くに合流したが、他のみなさんはもうすでに飲みまくりの大盛り上がり。まあね、前日入りっていうのは楽なんだけど、やることは飲むぐらいしかないので、けっこう後々後悔するようなことになるのだが、わかっちゃいるけどやめられないミュージシャンの性(さが)よ!私はジュンコさん命令により、みんなに追いつくべく「駆けつけ3杯」を実行。いやいや、急いで5杯や7杯はいきましたでしょうか?挙げ句の果てに、松崎バンド・メンバーと一緒にもう一軒はしごして、まだまだ懲りない私とオッサンはラーメンまで食べに行ってしまった!バッカヤロー。テメエの年齢考えて行動しましょう、そろそろね。あ〜、でも飲んだ後のラーメンって至福の喜びだよね〜。
でもって、本番日。朝なんと9時からサウンドチェックとはなんたるスケジュール。当然、役に立たないにきまってる。でも、意外と身体の力が抜けてて良いのかも、なんて強がり言ってもダメなものはダメ!午後の本番まで部屋で静かに待機であった。
しかし、こういった場合、酒がぬけてくるころの本番で、自分が実にシャッキリとしてくるのを実感できるわけで、これはこれで楽しめるのである。(ホントカヨ!)内容に関しては、所々予定調和に陥りそうな演奏を、覚醒直後の過激なモードで、ひねくりたおしたり、こねくりまわしたり。とはいっても、演奏家サイドでしかわからないようなことだと思うけど、そんなことでバンドのノリが活発になることも多いのだ。
そして、またまた終わってからも大宴会。こりゃ、すごかった。ベースのショウチャン、いくらビール好きとは言え、飲んだ飲んだ!大ジョッキ10杯!当然、「別人」が登場して、大変な盛り上がり。(別人ですので、明日の朝にはこの時の記憶は全く残っておらず、ただ気持ち悪いだけになってしまうのだった。あ〜、これぞ悲劇のハムレット。)この日は、ケンさんに小言をかましておりました。この「別人」の被害者は松崎バンドのみなさんのみならず、松崎さんご当人、ジュンコさんにも広がっており、その威力はとどまること知りません。でも、こちらも怖い物見たさで、ついつい彼に飲ませちゃうんだよね。悪いんだから、もう。
さてその後、やっぱり懲りない私は、またラーメン食いに行っちゃった。でも、この夜はジュンコさん、ケンさん、ツッチーに、オザワという構成。で、ラーメンを堪能しながら、ちょっと今年を振り返ったりした。全体的には演奏する機会が減って残念な年ではあったが、その中身はますます充実してきたことは間違いなかった。とくに、最近の2本(伊達と下関)のショウの熱がまだお互い残っていて、心の満足度はかなり高いのだ。きびしい時代の流れではあっても結局、真摯に音楽に関わっていくことこそが最終的な喜びにつながることを強く感じ入った2002年だったと思う。
さて、今年もいろいろご声援いただき、皆様には深く感謝しております。来年も新たなアイデアを我々も出し合って、盛り上がっていこうと思いますので、またまたヨロシクお願いたてまつりまする〜。なんだか、尻切れトンボな感じ(?)だけど、暮れも押し詰まって、みんな忙しいと思うので、こんなところで失礼します。それでは皆様、良いお年を!