政治ネタPart 2

 小泉訪朝から2日たち、私のような失敗派は少数で、国民の7割近くは「成果があった。」と考えているようだ。これを受けて土日のテレビでは各局、批判的な論調やコメントが多かったのに、今日になると「評価する。」とのムードが多くなったように思う。まあ、メディアってそんなものだろう。

 私も22日は眠れない夜だったが、今はだいぶ落ち着いたので、もう一度考えてみたい。

 で、結論として、やはり今回の訪朝には納得がいかず、小泉氏の政治パフォーマンスにまんまと国民は今のところ乗せられたのだと思っている。もちろん、この後の政治手腕、外交努力等々で、本物の成果を上げていく可能性はあると思うし、当然そうやっていただきたいのだが、とにかくこのタイミングでの早すぎた訪朝は、年金問題やイラク問題での国内政治の行き詰まりをはでな外交交渉でかわして、夏の参議院選挙を有利に導くものであったと勘ぐられてもしかたがないのではないかと思う。まずはその動機そのもの、外交に政局を巻き込んだ姑息さに、私は訪朝以前から不信感を抱いていたのだ。

 だいたい、8人の家族の帰国(来日)は首相訪朝前からすでに確約されていたことだったのは、各種情報で明らかじゃないか。子供達は日本に行くことを1週間前に北から告げられていたし、ジェンキンス氏問題は、アメリカとの交渉が完全ではない状態のままの見切り発車であり、首相自らが説得して何とかしようなんて、ただのパフォーマンスに他ならないんじゃないのか? だいたい、こういうことは首相がやる仕事なのか?

 つまり、わざわざ首相自ら出向くのなら、今の日本の立場・実力からして、もっと大きな成果を期待して当然なのではないのか?

 「成果があった。」とする人々の主張には、「平壌宣言」を再確認したことによって、各種問題の解決への一歩を踏み出したということだそうだ。とにかく前に進んだと・・・。しかし、北の核問題は平壌宣言後に発覚し、今日まで挑発的な態度で、ずっと外交カードとして使ってきたもので、今の時点ですでに違反しているのだ。だったら、その件について、もっと長い時間かけて強く迫るべきではないのか? 彼らのミサイルはこちらにまだ向けられたままなのだから。

 拉致問題はまだまだ彼らのカードとして残された。会談冒頭で「解決済み」としていたこの問題を「白紙で再調査」と、金正日に言わせたことを成果と見るらしいが、今までの北の感じからそんなに真に受けて良いのか? これからの政府の持って行き方次第ではのらりくらりやられるのではと心配するし、だいたい再調査せずとも確実な資料は手元にあって、それを出せないだけなのだとも言えるのだ。

 そして、何より気になるのは、平壌宣言を遵守するかぎり、経済制裁−つまり「特定船舶入港禁止法案」が成立前に、これを発動しないと向こうの元首の前で約束してきたのだから、驚きなのである。常識的に考えて、小泉氏が在任中は北に対して経済制裁はしないと言ってしまったのと同じではないか。いやはや、こういうことはやりすぎ、サービスのしすぎではないのか? 誰かわかる人がいたら説明してほしい。

 今となっては、こういったことが、ただの思い過ごしであって、我らが政府はもっとしたたかで、有能な力を発揮して、今後に大きな成果を上げていただけることを切に望むばかりである。
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by harukko45 | 2004-05-24 00:00 | 日々のあれこれ

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