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12月21日、午後10時

 19日は久々の家でのんびりしながら、マキさんへのアレンジをやろうと思っていたが、予想以上に疲労していて、いいアイデアが出てこない。曲は昭和20年代の平野愛子さんのヒットで‘君待てども’なのだが、ちょっと保留である。

 翌20日は、清貴君のリハ。ギターが前回の佐藤君にかわって星川薫君になるので、そのためのもの。で、私もトラなのだが、トラとしては1日の長があるわけで、とりあえずオイラがバンマス? ということか。

 一方、ジュンコさんのレコーディングはご本人の歌と‘星を探して’のギターソロ・ダビングの日。電話で小澤マネージャーから連絡が入り、なんと歌は2曲とも仕上げてしまい、22日にデュエット部分を確認するのみ。ギターソロも、ご機嫌に過激(!)な間奏になったとのこと。おお、そうかそうか。私が居なくとも、みんなよく働いておる。うれしいことじゃ。あとで、聴くのが楽しみですねぇ。

 そして、今日21日は清貴の本番。FMの公録で、茨城県の牛久まで行った。車での移動、遠かった。でも、私にとっては20代のころに仕事でお世話になった、尾崎亜美さんもご一緒で、久々の再会だったのである。

 尾崎亜美さんと言えば、‘マイ・ピュア・レディ’‘初恋の通り雨’‘オリビアを聴きながら’‘My Song For You’‘天使のウインク’などなど、名曲・ヒット曲の数々を生み出した素晴らしいソングライターであり、ジュンコさんやユーミンらとともにニューミュージック界を代表するシンガーでもある。

 私が彼女のバンドにいた頃は、亜美さん自身がクリエイターとしても、非常に活発な活動をしているときでもあり、何回かのコンサート・ツアーやアメリカでのバンド・レコーディングを経験させてもらい、それらが私のミュージシャンとしての成長に大きく関わったことは、まぎれもない事実なのである。

 あのバンドはほぼ私と同世代の(あの当時)若かったミュージシャンで組まれていて、その中で尾崎さんに鍛えられながら、みんながのびていったように思う。なにしろ、リハーサルのことをバンド・メンバー内では「尾崎道場」と呼んでいた。多分、亜美さんは、みんなを鍛え上げるなどということなど考えてなかったと思うが、音楽的素養の面で圧倒的に上をいく彼女のクリエイターぶりを目の当たりにすれば、自然と私達も引っ張られていったし、いろんなことを学ばせてもらったのである。

 さて、そして今日久々に亜美さんの歌を、客席から聴いた。‘天使のウインク’‘オリビア・・’などが歌われ、個人的には昔を思い出したりしながら、懐かしくなっていたが、そんなものを吹き飛ばすかのような力強いパフォーマンスを繰り広げる亜美さんの素晴らしさに、最後はすっかり感動してしまった。やっぱり彼女はすごい。
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by harukko45 | 2003-12-21 22:00 | 音楽の仕事 | Comments(0)

おやじミュージシャン和田春彦の日記でごじゃる


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