12月30日、午前3時
2003年 12月 30日
24、25両日ともに、‘君待てども’のアレンジ。マキさん用である。そして、これが思った以上に良く出来た。我ながら感心した。昭和初期の歌謡曲を現代の打ち込みで再演するという作業は、なかなか楽しめた。その他、今回の制作では、‘This Is My Song’‘Someday’‘I'm Always Chasing The Rainbows’‘My Foolish Heart’‘胸の振り子’といった曲があり、50年代の日米スタンダード名曲集といった趣である。また、完成した段階でくわしくお伝えしたい。
翌26日は、横須賀「Younger Than Yesterday」にて、スティール・ギター奏者・尾崎孝さんのバンドでライブ。かなりコテコテのカントリー・スタイルの場所で、私には初めて経験する空気感だったが、今の尾崎バンドはけっしてカントリー・サウンドにかたまらず、いろんなトライをしているので、お客さんにとっては賛否両論ってところだろうか。「カントリーをやれ!」ってヤジが飛ぶかとおもえば、かまわず踊りだす人あり。
27日は‘君待てども’をマキさんにお聴かせして、アレンジのOKをいただき、今後のことをいろいろミーティング。28日はお休み。そして、昨日29日に、ジュンコさんのアルバムに収録予定の新曲のMDをマネージャーの小澤さんより受け取った。
この曲はある作曲家の作品で、アル・クーパー風フリー・ソウル系の色合いがある。ただ、これはまだ私の作業としては、プリ・プロダクション的なアプローチであって、本格的には来年、ジュンコさん、ケンさんのゴー・サインが出てからだ。とは言え、年の暮れから元旦まではこれにかかりっきりになるだろう。なぜなら、正月2日から、私はウィーンに行くからなのだ。ウィーンに行って耳の洗濯をし、帰ったら早々にジュンコさんの30周年アルバム制作に再突入となるのであ〜る!
というわけで、数年ぶりのウィーンを満喫して、また新たな年への鋭気を養ってまいる所存であります。来年のジュンコさんをはじめとする、もろもろの活動に乞うご期待! 引き続き応援よろしくお願いいたします。今年一年お付き合いいただき、本当にありがとうございました。それでは、みなさん良いお年を。