大橋純子/レコーディング、北海道ツアー&レコーディング(2)

 前回からの続き。2月2日、我々は帯広に向かった。これから4泊5日の北海道ツアーの始まりである。まずは帯広、満杯のお客様に気をよくした我らは、大ホールにふさわしいスケールでノリまくった。終演後は主催者の方々からおいしいジンギスカンの接待を受け、最高に上機嫌。当然、それで終わらずに、スタッフと合流して近くの屋台へ。この屋台も品のいいご夫婦が経営されていて、こだわりの酒につまみも豊富で、おおいに満喫させていただいた。

 3日はバスで旭川へ移動。この日は本番なしの移動日なので、到着後、私はジュンコさん、ケンさんと9日からのレコーディングの打ち合わせ、終わってからは一緒に「天金」にラーメンを食べに行った。いやはや、天金のラーメン、最高です!今一番のおすすめです。この店に限らず、旭川のラーメンのレベルは本当に高い。たいていの店に入っても満足することでしょう。

 翌4日は旭川の近くの鷹栖町でのコンサート。今回はすべて地元の音楽団体主催であり、ある意味本当に聴きたい人が集まってくれた感じだ。鷹栖町のホールも札幌や帯広に比べれば小さめだが、なかなか音響もよく、たいへん聞き易いホールだったようだ。演奏も2回目ということもあり、リラックスしてそれぞれが楽しんでいた。

 そして、今回のメイン・イベント。いやいや、ただのバス移動がメインじゃ困ったものだが、でもやっぱりそうなのだ。鷹栖町のコンサート終了後10時過ぎにメンバー、スタッフ全員で出発し、オホーツク海に近いサロマ湖に向かったのだ。実に4時間のバス移動。到着は夜中の3時近かった。

 こういう時は、どうします? やっぱり飲んで盛り上がるしかありませんよね。そうでしょう。ね、そうだよね。そうだそうだ。というわけで、各自買い込んだ酒やらツマミやらお菓子やらで、遠足状態(?)。でも、こういうことで仲間が一致団結していったりもするわけで、なかなか重要なのよ、ハイ。

 とは言うものの、私は日本酒の男山のカップ酒にすっかりはまって、見事なまでの大酔っぱらいになりました、おかげさまで。そうとう行っちゃったみたい。何でそんな言い方かというと、最後の方は記憶ないんです。ゴメンナサイ。気がついたときにはホテルで着たきりスズメで寝ておりました。あ〜なさけなか!

 でも、次の日みんな怒ってなかったから、そんなに悪さはしてないみたい(?)。それに、全然二日酔いしてないもんね!最高じゃん。聞くところによるとロクさんも最後記憶ないそうです。うー、なんてこったい。

 そして、最終日の湧別町でのコンサート。ブッチギレました。燃え尽きました。本当に。多分、私が思うにこのバンドのある意味で完成した日だったのではないか。それぐらい、集中力とパワーがみなぎっていたし、それでいてただのイケイケでない冷静さも持ち合わせていたと確信している。

 私はこれまでのミュージシャン生活の中で、こういった経験を何回かしている。つまり「バンドの完成」の瞬間に立ち会うことである。これは実に素晴らしいことではあるが、その反面、もうこれ以上はあり得ないとも言えるのだ。多分、この日完成した現在のバンドは、この形のまま今後も続けていくかはわからないだろう。なんらかの変化や刺激を与えて、新たな世界に挑戦しなくてはならないと思った。それは、メンバーの交代なのか、サウンドの方向性の変革なのか、まだわからない。とにかく、我々は完成した。それは大いなる充実感と喜びに満ちあふれると同時に、一抹の寂しさも感じるのである。

 終演後、地元のかたがたによる打ち上げは海の幸いっぱいの素晴らしいもので、感謝感謝であった。そして、我々はこちらでも燃え尽きた。
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by harukko45 | 2004-02-13 00:00 | 音楽の仕事

おやじミュージシャン和田春彦の日記でごじゃる
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