これでおしまいワールドカップ2002

 あ〜、終わってしまったね、ワールドカップ。明日からどうやって生きていきましょうか?何とも寂しい今の気分ではあるが、1ヶ月も楽しんだんだから、感謝しなくっちゃ。

 それにしても、いろいろあったな〜、今回は。まともな予想がたたない波乱だらけの展開に、私的には大満足の大会とはいかなかったけど、一生のうちで二度とないであろう、母国でのワールドカップを身近に感じ、益々サッカーが好きになったのも事実。これからも、日本代表はもちろん、Jリーグ、それにヨーロッパ各国の一流リーグを見続けていきますよ!

 さて、私が選ぶナイス・ゲームは、「ドイツvsアイルランド」「韓国vsイタリア」そして、「トルコvsセネガル」の3試合。「ドイツvsアイルランド」は戦術・技術を越えた魂のぶつかり合いに興奮。アイルランドは今回、どの試合も見る人を感動させた素晴らしいチームだった。「韓国vsイタリア」は、韓国選手の精神力の強さに敬服したけど、それ以上に両軍の監督の好対照な采配が、とてもおもしろかった。これで、私のイタリア嫌いは確定した。(サッカーだけね。他の部分ではイタリアはとっても魅力的な国。)「トルコvsセネガル」は、昼間「スペインvs韓国」の不当な誤審試合を観て、気分が悪くなったのを、すっきりさせてくれた、とってもサッカーな好試合。トルコの素晴らしい技術やセネガルの驚異的な身体能力のすごさに、プロ・スポーツを観る楽しさ、喜びを再確認させてくれた。

 残念だったことは、ジダン、フィーゴ、ルイ・コスタ、ベロン、ベッカム、ラウルといったスーパー・スターがことごとくケガや体調不良をかかえて万全でなく、真のスーパー・プレイがあまり見られなかったこと。これらの選手達は、ヨーロッパの各リーグで大活躍した代償を払わされるかのように、早々に敗れ去り、クラブ・チームではまあまあの活躍だった、ブラジルのロナウドとリバウドは、逆にワールドカップで絶好調、見事優勝を勝ち取ったというわけだった。

 準優勝のドイツにはバラックをはじめ、何人か好きな選手がいたが、今回のチームはとても優勝に値する力にはまだ至っていなかったのが実際のところ。けが人も多く、ベスト・メンバーではなかったものの、GKカーンの活躍や対戦相手との運にも恵まれて勝ちあがった。でも、これが限界だったでしょう。(よりによって、決勝でバラック抜きじゃ、決め手がない。)ただ、4年後の下準備としてはとても良い経験になったはず。次回のドイツは怖そうだ。

 というわけで、ブラジルの優勝は順当な結果。それに、堅い守りを破るのは、最後は「個人」の力だ、ということを再認識させてくれたのがうれしいかな。ロナウド、リバウドといった天才が輝くのは、やっぱり楽しい。

 そして、日本と韓国。私は、今回の韓国代表の躍進と、それを爆発的に喜んだ韓国国民にとてつもなく嫉妬した。悔しくて悔しくて、たまらない日が続いた。やっぱり、勝たなきゃだめなのよ。負けたら、こんなにつらいのだ。それと、両国の違いもより明解になったように思う。韓国では、他の国の試合にあまり興味がない人が多く、席がガラガラの試合があったのに、日本ではすべて完売。おまけに例えば、イングランドの日はイングランドのユニフォーム、ブラジルの日はブラジルのユニフォームを身にまとって、それらの国を応援する人が大変多い。こういうことは、韓国ではなかなか理解しがたいことらしい。

 かく言う私も「サッカーファン」と称して、ポルトガル大好き、スペイン大好き、ドイツ大好きで、それらの国のチームについて、「語りたがり」であるわけで、これが日本人なのかな。そう言えば、音楽だって日本人は世界中の音楽について、いろいろ聴いてるし、くわしい人が多い。演奏するジャンルもいろいろだ。これって、自分がないって批判もできるけど、逆に何でも受け入れてしまう素晴らしさでもあるのでは。韓国人の「一途さ」と日本人の「寛容さ」っていうコラムを読んだことがあるけど、今回はそれを確認できたということか。

 それと、「テーハンミングッ」と「ニッポン」の違い。もし、両国代表の結果が逆だったら、日本では今回の韓国のように自然にナショナリズムが爆発して、「日本人として誇りだ。」とか「日本国に生まれて良かった。」なんていうコメントが一般の人から聞かれるのだろうか。はてさて、自分はそのようなことを言うだろうか、と疑問に思った。多分、韓国のような盛り上がりになる前に、「自主規制」が働いてしまうのではないかと思う。それは、ナショナリズムへのアレルギーを戦後、各自が植え付けられたからなのか。スポーツ・ナビのコラムで、宇都宮徹壱氏はこの件について、日本人の「業」だ、と書かれていた。私はそれに深く共感してしまう。だからこそ、韓国の「テーハンミングッ」の連呼に、何とも言えぬ違和感・嫌悪感を抱きながらも、一方でその自然なナショナリズムの発露をうらやましくも感じてしまうのだった。

 でも、ひょっとすると、この違いが勝負の世界では、ベスト4とベスト16という大差になって現れたのかもしれない。

 さて、7月からは、また新鮮な気分で、みんなお互いにがんばっていこうではありませんか。日本代表があんなに私達を楽しませてくれたのだから。
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by harukko45 | 2002-06-30 00:00 | スポーツ

おやじミュージシャン和田春彦の日記でごじゃる
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