Chrisette Michele/I Am

e0093608_212687.jpg 今、最も大好きな女性歌手であり、昨日も紹介したChrisette Micheleのデビュー・アルバムを本日ゲット。
 やっぱり、これで私としては、今年の女性ボーカル部門は終了か?!
 さっそく聴いてみよう! でもって、すでに3回目のリピート。歌いいなぁー。

 m1,2のプロデュースはMo Jazとなっておりますが、私はよく知りません。作りは割とありがちな打ち込みで、誰でも作れそうなのだが、彼女が歌いだすとこれが何とも言えないムードに。打ち込みで歌う若きビリー・ホリディ? 2曲目はグラディス・ナイトか?正直、オケの出来はそれほどでもないところに、微妙に別次元で歌っている感じが面白い。

 m3"If I Have My Way"は彼女のプロモーション用にもずいぶんフィーチャアされていたので、シングル・カット第一弾か。プロデュースはDavid Stewart & Kevin Randolphで、彼女の良さを十分引出していて良い出来。ボーカルの生々しいブレスが聞こえてくるのがスリリングでもあるし、彼女のバッキング・ボーカルアレンジも、なかなか良いです。ダルな感じで弾かれたキーボードは少し狙いすぎぽいが効果的ではある。

 m4"Best Of Me"、m5"Your Joy"はお久しぶりのBabyfaceプロデュース。彼女はアストラッド・ジルベルトが好きだということだが、それをちょっと意識したかのような作り。でも、この2曲の仕上がりはかなり良い。さすがであります。faceが弾くアコギが良いし、ストリングスのアレンジも良い。でまた、ここでも歌がいい。こういう曲で押し付けがましくエゴ丸だしにならないのはセンスのいい証拠。

 m6はSalaam Remiのプロデュース。彼はFugeesとの仕事が有名か?あまり詳しくない。だが、いかにもそれっぽい導入から、一番Hip-Hop色が強い。ここでのクリセットもなかなか渋くて良いですぞ。
 ただ、続くm7"Be OK"のWill.i.amの「今が旬」な派手な仕上がりの方に、ぐっと引き込まれてしまいますなぁ。Nasとの"Can't Forget About You"で、もうすでに相性はバッチリって感じ。とにかく、Will.i.amは面白い。

 m8は再びMo Jazでm1,2と同様な印象。ボーカルの幻想的な雰囲気がなかなか気持ちいいが、曲としてはもう一つ。
 m9はGI Joeのプロデュース。いくぶん暗めのムードで、じっくり聴かせる。ボーカルは熱くソウルフルだが、オケはまあまあ。

 そこへ、再びぶっとびのWill.i.amのm10"Let's Rock"は最高に楽しい。クラシック・ソウルのムード満点で彼女も気持ち良さそう。そして、John Legendによる、まさしくJohn Legend風のm11"Love Is You"。Legend君のピアノ、ちょっとたどたどしいところも彼っぽくて、大変よろしい。しかしまぁ、さすがに曲にツカミがあるねぇ。小さい編成のストリングスと木管の組み合わせのセンス良し。

 Salaam Remiのm12もクラシック・ソウルの美味しい感じを強調しているのと、深めのリバーブがちょっと新鮮。でも、他の曲に比べると少し落ちる。
 突然として、プリンス風なKelvin Wootenによるm13は最初、多少違和感を感じながら聴いていたが、じょじょに歌のエネルギーに引っ張られて、いかにものギターソロも許してしまう。

 ラストm14"I Am One"はクレジットがないので確かではないが、たぶん彼女自身のピアノとボーカルをフィーチャアしたものか?だが、ボーナス・トラック的な扱いがもったいない出来。前の2曲をカットしてこれをメイン・クレジットに加えても良かった。

 さて、期待のアルバムはすべてに大絶賛というものではなく、全体にイントロデュース的な感じで、いろいろなプロデューサーと組んだため、出来にチグハグさも出てしまったのが残念だ。
 だが、Chrisette Micheleというボーカルが今の時代いかに新鮮で、同時に懐かしい「良きブラックミュージック」の流れを汲むボーカリストであるかは、十分に示してくれていると思う。アルバムの完成度ではアリシア・キーズには及ばないまでも、1人のボーカリストとして、私は彼女にぞっこんであることは変わらない。次作では、この良い素材・才能を十二分に生かしたものを期待したい。


 
[PR]
by harukko45 | 2007-06-22 23:50 | 聴いて書く

おやじミュージシャン和田春彦の日記でごじゃる
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31