UEFA・CL決勝/ACミラン2-1リヴァプール

 どうせ、ミランが勝つだろうと思っておりましたが、さすがにスペイン人でありながら、最もイタリア的思考をするというベニテス監督ですので、ちゃんとミランへの対策は怠りませんでしたね。中盤での早いつぶし、カカにはマスケラーノをつけていたし、ジェラードの位置(トップ下とはね)も変えたりして、いろいろ工夫してきました。
 
 なので、前半非常に面白かった。カカを自由にさせず、セードルフをきちっと封じ込めていたので、ミランの攻撃はあまり効果的なものは見られず、逆に左サイドのペナントの上がりで何度も良い形を作っていたのはリヴァプールの方だった。だが、このペナント君は決定的なラスト・パス、クロスを供給できんのだ!もちろん、カイトやジェラード、ゼンデンがピタっと絡めなかったとも言えるけど、私にはペナントが今ひとつ役不足に見えたのだった。
 もし、1回でもこの攻撃が成功して、先制点をリヴァプールにもたらしていたら、かなりワクワクする展開になっていただろうし、あわてふためくミランの姿が見れたかもしれない。

 だけど、前半終了間際にペナルティ・エリア近くでカカを倒す失態、まんまと罠にひっかかったのだろうが、やはりまずかったよ、シャビ・アロンソ。そんでもってピルロのボールがインザーギに当たってコースが変わった。おかげでキーパーは反応できませんでした、ハイ。

 さて、正直これでまんまとミランのペース、イタリア・サッカーの真骨頂、1点取ったら守って守って!!さすがに最近ではそこまで露骨にはやらなくなったが、とにかく強力な守備意識を持つ彼らには2年前の決勝の時の3点リードによる楽勝ムードよりもやりやすかったのではないかな。

 後半、リヴァプールもそれなりに頑張りましたが、ガットゥーゾの凡ミスからボール奪ったジェラードの決定的なシュートもGKにセーブされては、運も見放したか?
 そして、78分。すでに時間がないリヴァプールはカカ封じのマスケラーノを外し、FWクラウチ投入。これはもう致し方ないことではあるけど、そのために自由を得たカカは早速仕事をしてしまうわけで。
 82分、カカがボールを持って前を向くだけで、きっとリヴァプールDF陣には恐怖がよぎっただろう。テレビで見ていると、疲れもあったろうが、ただ呆然と立ちすくんでいるように見えた。なので、インザーギの動きなど誰もケアできずに、カカに見とれたまま。その瞬間、カカは絶妙のスルー・パス、それに反応するインザーギはお手本のような裏への飛び出し。さすが、何年もこれをやり続けて来た男でありますよ。そして、1対1をきっちりと決める冷静さも素晴らしかった。

 ふー、これで試合的には終わり。後は終了間際にリヴァプール意地の1点を取ったけど、クラウチ投入が遅すぎた。どうせなら、リスク覚悟の総攻撃はもっと前からやって欲しかったが、これはバランス重視のベニテスでは無理なことだったか。イタリアのチームを慌てさせるには正攻法では難しい。もうちょっとヒディンクばりのなり振り構わず戦法になってたらなぁ。(思えば、2年前は前半で3点取られた非常事態だったから成功した奇跡的な戦法だったかも)

 というわけで、大方の予想通りミランの勝利。今シーズンを通して大活躍だったカカはワールドカップでの屈辱を乗り越え、まさにこの世の春ってところかな。


 
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by harukko45 | 2007-05-24 18:37 | スポーツ

おやじミュージシャン和田春彦の日記でごじゃる
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