打ち込みは続く(4)

 昨日、今回の仕事のプロデューサーから私が送ったmp3への返答があり、良い感じで好きであるとのことだったが、要望として「リズムが合いすぎているせいか、各1小節の頭に強いアクセントを感じてしまう」とのこと。ほほう、なかなか鋭い指摘ではないか、と至極感心。早速、思い当たるフシがあり、特に自分で演奏してMIDIデータになっているものでクォンタイズをかけたものを解除してみたのだった。

 おお、何ということか。これまで、ずっと凝り固まっていたような音楽の流れが、ずいぶんリラックスした表情になったではないか。あーあ、最初の演奏はこうだったのね。結局、1人しこしこと打ち込みをやっていると、ドラムのグルーヴに合わせようと、せこくクォンタイズかけてノリをそろえてしまうことがある。曲によってはより良くなることもあるが、今回は間違っていたわけだ。
 簡単に言えば、各楽器の演奏のタイミングがそろえば、その分タイトにはなるが、全体に堅い表情の、良くも悪くも「機械的」になるのは当然。人間の演奏というのは、たいがい微妙にずれているもので、その「ずれ加減」こそがグルーヴやニュアンスにつながって行くわけね。非常に基本的なことに気づかせてもらって、いかにここのところの私が「神経症気味」だったが証明されてしまった。とにかく、そういった「気づき」のヒントをくれたプロデューサーに感謝したい。
 これで、少しまたやる気になったわい。ずいぶん変わり身が早いですが、ま、そんなもんですから。こりゃまた、失礼!
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by harukko45 | 2007-04-02 22:50 | 音楽の仕事

おやじミュージシャン和田春彦の日記でごじゃる
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