ウィーン2007(7日目)part1

e0093608_1857136.jpg 日曜の朝は各教会でミサがあります。特に市の象徴でもあるシュテファンス・ドームでは小編成のオーケストラと合唱、独唱者4人にオルガンという編成でモーツァルトの"Piccolomini-Messe"が演奏された。これが、とっても良かった。2005年に来たときと同じようにオルガンの横でずっと立って聴いていたが、1時間半ほどのミサがちっとも長くなかった。我々のようなキリスト教徒でないものは、どうしても音楽以外の部分はチンプンカンプンだし、普通はただただ辛くなるばかりなのだが、今日はまったくそういうことはなかった。神父さん達のお説教や讃美歌など段取りはすべて決まっているのだろうが、その合間に挟まれるモーツァルトの音楽が実に良かった。これなら、誰だって飽きない。きっと、昔の人々もこのような音楽を聴きながらなら、朝から教会に行くのも苦痛ではなかっただろう。

 正直、音楽のみが目的である観光客ゆえの傍若無人の振る舞いに、多くの熱心な信者の方達は不愉快だったろうが、言葉がわからなくても、音楽の素晴らしさと教会のもつ厳粛な雰囲気が相まって、とても感動を受けたのだった。極めて有能な作曲家がいると、宗教的なものも人種民族を越えてしまうのだろう。

 ミサが終わると、皆が散会する際にオルガニストがソロで演奏するのだが、これがなかなか弾きまくってくれて面白かった(演奏のみならず、音色の切り替え、鍵盤の弾き分け、ペダルの調整、足によるスイッチング等大忙し!)。曲はわからないけど、ちゃんとした感動的な曲です。なので、音楽好きは結局帰らずに最後までそばで聴いているのでした。そして、終わると聴いていた人々がささやかながら拍手を。奏者は軽く会釈をするって具合でした。

e0093608_1963059.jpg とても晴れやかな気持ちで外に出ると、ケルントナー通りをブラスバンドの音が聞こえてきて、それがどんどんこちらに向かってくるのでした。それはかなりの人数の楽団と行列で、皆チロル風の民族衣装を着て行進しているのでした。ワクワクさせられるオーケストラ、荘厳なオルガンに続く、この突然のブラスバンドの強烈な行進曲の響きはまるで、マーラーの交響曲をそのまま地で行くって感じでした。

e0093608_18585191.jpg つられて、一緒についていくとその一団はシュテファンス・ドームに入っていきました。そして、再びミサが始まったのでした。今度はブラス・オーケストラによる演奏で取り仕切られるのでした。さすがにダブルヘッダーはきついので引き上げましたが、なかなか面白いものをみせてもらいました。

e0093608_1965790.jpg さて、そして向かったのはウィーンで最も有名なコンディトライ、デーメル"Demel"です。いよいよ今回もきてしまいました。旅も終盤、クライマックスを演出する重要な要素となるデーメルのケーキというわけです。とりあえず、トリュッフェル・トルテとアプフェルシュトゥルーデルを持ち帰りましたが、とにかくお店に入っただけで、うれしくなるような華やかさと立派さです。これだけで、美味しさがわかるというもの、気持ちをウキウキさせてくれるのでした。おまけに対応してくれた女性が可愛らしかった。うーむ、まだ食べてないけどこれだけでも、やっぱりデーメルが一番!ってことになってしまうのでした。

e0093608_190192.jpg で、食べました。さすがです。アプフェルシュトゥルーデルは日本支店の2倍以上の大きさですが、大変上品でありながら濃厚な美味しさで、いくらでもいただける名菓です。ご飯代わりにもなりますね。トリュッフェル・トルテはいわゆるトリフ・チョコレート・ケーキですが、これも絶品。とても甘いですが、それがうんざりするようなたぐいではなく、ギリギリのあやうさのところで、ちゃんと踏みとどまっています。そこが貴族的ともいえる感じに仕上がっていると思いますね。本当にうまかった。これは日本支店にはないね。
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by harukko45 | 2007-01-29 19:07 | 旅行

おやじミュージシャン和田春彦の日記でごじゃる
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