思い出のサンフランシスコ(1)

 13日のショーについてはすでに書いた(「大橋純子in San Francisco1&2」)ので、今回久しぶりにアメリカに渡った私の短い旅行日記、てな感じで少し書き添えたいと思います。

 海外でのライブ、私は過去に香港、エジプト、ハワイで経験があるのですが、その時に一番大変だったのが、楽器の問題。とにかく、日本のように何でも手に入るとか、またはこちらが持ち込んだ場合にも丁寧で安心できる扱いをしてくれる、なんてことは海外では期待できないのが、ほぼ常識。なので、いくらアメリカ本土とは言え、細心の注意をしなければ落ち着かなかったのです。
 なので、マネージャーの小澤さんにはかなりしつこく、今思えば過剰にいろいろなリクエストとその確認の要求を出していたと思われます。しかしながら、それらが取り越し苦労であったと反省するぐらい、現地での楽器レンタル、またこちらからの持ち込み楽器への扱いに関しては全く問題がなかったのでした。
 それは、今回の主催者である北カリフォルニア商工会議所、そしてイベントの実行委員長である伊藤さんのご尽力が大きかったのでした。

 また、楽器の件のみならず、滞在するホテル、前日にホテル内のバンケット・ルームでのリハーサル、そして前夜祭とも言うべき日本領事公邸での歓迎レセプションへのご招待、それから終演後には打ち上げパーティと、こちらが現地で一切の心配なくライブに集中できるように至れり尽くせりのご配慮いただいたのでした。
 なので、お気楽なミュージシャンどもは、今回のサンフランシスコ、短い滞在ながらかなり満喫しておったのでした。

 さて、シスコ到着は現地11日午前10時。日本よりも東への旅行は強力なジェットラグがつきもの。いくら機内で酒の力を借りて寝ようたって、そんなにうまくはいかない。結局は、かなりドンヨリした気分でアメリカの地を踏むも、そこに雲一つないカリフォルニアのおてんと様がオイラにはまぶしすぎるぜ!
 おまけに、皆様も経験あるでしょうが、ホテルのチェックインまでの時間は市内観光と称する「市中引き回し」の刑にさらされるのですな。
 もし、これがハワイあたりだったら、「もう観光はけっこうですから、ビーチかプールサイドで横にならせてください。」ですが、やっぱり初めてのシスコでしたので、バスで移動し始めたらにわかに盛り上がったきてしまったのでした。

 まずは、シスコ全体を展望できる場所に行き、「あちらに見えるはゴールデンゲート、こっちがベイ・ブリッジ!」、そして記念撮影ですな。
 その後はツイン・ピークスの高級住宅街を見ながら、楽器屋に行きたいというメンバーの希望に、案内していただいたのはヘイト・アシュベリー。なるほど、ヒッピー発祥の地、ジャニス・ジョプリンも住んでいたという有名な所。ただ、今はアヤシいロックな香りはないのね。でも、ブラブラ歩くには持ってこいの雰囲気。時間があったら、面白い掘り出し物を見つけられたかも。
 
 でも、すぐに休憩してクーっと一杯いきたい、となりまして、連れて行っていただいたのはベイ・ブリッジ付近の Harrison St 沿いにあるビア・レストラン"Gordon Biersch"(ゴードン・ビアーシュ)。ここは全米にチェーンを持つ人気店なのね。確かにビールうまかったし、料理もなかなかでした。とにかく、ここのビールは伝統的なドイツ・スタイルなのが気に入った!
 だから、私は大好きな「ヘーフェ・ヴァイツェン」(上面発酵小麦ビール、ビール酵母入り)を飲めたのでした。で、ここのは合格どころか、大絶賛。本場ミュンヘンの「ヴァイス・ビア」に大変近かった。そして、2杯目には「シュヴァルツ・ビア」を注文。これは、ドイツでは「ドゥンケルス」にあたるもので、基本的にモルツの効いた濃厚な味の黒ビールだが、アメリカ風に少しライトになっていた感じ。でも、甘みを感じさせる大変良い出来のビールであり、私としては大満足でありました。

 さて、かなりいい気分の一行は、だんだんと遠慮を忘れ大胆になり、あっちこっちに行きたい、とのワガママ言い放題(それは、オイラか?)。ベイ・ブリッジを渡ってオークランドを見たい(あのTower Of Powerの"Back To Oakland"のジャケット写真みたいだったら、泣いちゃうよねぇ!)、ドラムスの専門店に行きたい(これが、アヤシい雰囲気ながら、かなりのレアものヴィンテージものがたくさんあって、ドラマーにはたまらないでしょうな)、タワー・レコードのクロージング・セールに行きたい、スーパーマーケットによって買い物をしたい....。
 結局、市中引き回しの刑にあったのは運転手さんだったか?!本当に失礼しました。

 さて、いよいよチェック・イン。ホテルは最高級のウェスティン・セント・フランシス。文句言うやつぁ、日本に強制送還するぞ。ほんと、伝統ある素晴らしいホテルでありました。それに、よい眺めの部屋を用意していただき、感激の嵐でありました。
 で、その大きくてフカフカのベッド、贅沢にもの6つの枕に体を沈めて「おやすみなさい」といきたいところですが、それではジェットラグは直りません。そこで再び夜6時にロビー集合して、散策しがてら夕食しに出かけることにしました。

 夜、我らが一行7名はユニオン・スクエア付近をブラブラというかフラフラしておりました。まだ、やっぱり右も左もわかりませんな。で、しばらくして赤いソファのいかにもアメリカン・スタイルのダイナー(名前わすれた!)に何げなく入りました。だけど、ここがなかなかのアタリ。どの料理もうまかったし、楽しかった(ウエイトレスのラナちゃんがねぇ...イガッタ!)。
 そんでもって、ここで飲んだバドワイザー。まぁ、ノド渇いたから、って注文したんだけど、飲んでビックリ。ナンジャ、コリャ!こんなにうまいバドは飲んだことがないぞ!甘みがあんのよ、これ。味がしっかりしてて、ただのライトなだけじゃない。日本で売ってるのってキリンが作ってんだったっけ?全然違うよ、味がよー。これなら、イケますよ。大好きになりました。今までバドワイザーはただの「かるーい」ビールと思ってバカにしていた認識を改めました、この瞬間に!
 最高です、バド。

 さて、その後もう1軒、ホテル前の"Lefty O'Doul's"という店に入りました。ここは1930年頃に活躍したベースボールプレイヤーであるフランク・オドール氏の店で、彼は、東京読売巨人軍の「ジャイアンツ」というニックネームの名付け親でもあるそうです。古い写真やユニフォームが店内に掲げられており、スポーツバーのような雰囲気でしたが、同時にピアノの弾き語りの人が大熱演中で、そのピアノのまわりにお客さんがかこんで、歌って踊って盛り上がっておりましたな。そんなこんなで、夜11時過ぎまで飲みながら起きていて、それから就寝。そうすれば、明日はジェットラグなんか何処へやらさ!

 確かに、11時半に寝ました。でも、12時半に目が覚めました。それもパッチリ!気分もギンギンになっておりました。もう眠れません。先ほどスーパーで買った缶のバドワイザーとポップコーンで、もう一度飲み直しです。何と、あまりのバドのうまさに3缶飲んじまいました。ヤレヤレ。
 どうなるよ、これで明日? 参るよなー、ボロボロが見えてるわな、トホホホ。(続く...
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by harukko45 | 2007-01-18 02:27 | 旅行

おやじミュージシャン和田春彦の日記でごじゃる
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