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水越けいこレコーディング(3)

 28日に、けいこさんのレコーディングがあり、前にリズム録りした1曲にヴァイオリンをダビングしました。これは松崎しげるさんやリナンさんの仕事でも一緒だった岡村美央さんにお願いしました。彼女はジャズ・ヴァイオリンの名手、今は亡きステファン・グラッペリを敬愛していて、アドリブもバリバリできるので、非常に重宝(?!)、いやいや失礼。いわゆるクラシック系だけでない感覚を持っているので、とても面白いプレイヤーでありますね。ピッチもいいしね。

 で、曲の間奏でバンドがジャズ風の4ビートになるところで、華麗なるソロを弾いていただきました。とてもいい感じでしたよ。こちらの予想を超えて、とっても「おフランスな」品のあるソロでした。リズム隊がガサツなオジサンばかりの中に、一輪のバラって感じですかね。それも、3テイクさらさらと弾いてどれも良かったのですが、なかでも1stテイクの完成度が高く、これを選ばせてもらいました。
 実を言うと、松崎さんの仕事の時に宴会で話ている時に、グラッペリが好きだということ聞き、アレンジに生かさせてもらったわけで、それがピタっとはまって私としては大満足でありました。
 けいこさんもグラッペリが好きだったので、非常に良いタイミングでありましたな。乞うご期待です。

 さて、残った新曲2曲のうちの1曲。これは、前に録ってあった私のピアノに土屋さんにギターを入れてもらいましたが、最初はアコギでやろうと思っていたのを、突然むくむく創造力が沸き上がった(そんな大げさじゃないか?!)私は、エレキのバッキングに変更。オッサン得意のジョージ・ハリソン風ロータリー・エフェクトによる「ウニョウニョ」サウンドでダビングしてもらいました。
 この辺はやる前から、良いのがわかっているので楽だなぁ。その通り、期待通りのサウンドメイクで曲に幻想味が付け加えられました。ただ、それによりピアノだけじゃ全体が物足りなくなったので、これまたビートルズの5弦ベースのようなさりげない低音が欲しくなりました。これは、自宅でダビングしましょう。

 そして、最後にけいこさんの最も新しい曲。実はまだご本人は詞がまとまらず悩んでおられますが、とてもいいメロディです。それに、私の作ったオケもうまく彼女の歌声に合って、この後の展開が大変楽しみになりました。リズムは打ち込みものですが、他の曲とのギャップがないように注意して作ったのが正解でした。少々派手にしたくなりそうですが、じっくり取り組んでいこうと思っております。それぐらい大事な曲になるかもしれません。そういう気にさせます。
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by harukko45 | 2006-11-30 01:57 | 音楽の仕事 | Comments(0)

おやじミュージシャン和田春彦の日記でごじゃる


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