水越けいこレコーディング(3)
2006年 11月 30日
で、曲の間奏でバンドがジャズ風の4ビートになるところで、華麗なるソロを弾いていただきました。とてもいい感じでしたよ。こちらの予想を超えて、とっても「おフランスな」品のあるソロでした。リズム隊がガサツなオジサンばかりの中に、一輪のバラって感じですかね。それも、3テイクさらさらと弾いてどれも良かったのですが、なかでも1stテイクの完成度が高く、これを選ばせてもらいました。
実を言うと、松崎さんの仕事の時に宴会で話ている時に、グラッペリが好きだということ聞き、アレンジに生かさせてもらったわけで、それがピタっとはまって私としては大満足でありました。
けいこさんもグラッペリが好きだったので、非常に良いタイミングでありましたな。乞うご期待です。
さて、残った新曲2曲のうちの1曲。これは、前に録ってあった私のピアノに土屋さんにギターを入れてもらいましたが、最初はアコギでやろうと思っていたのを、突然むくむく創造力が沸き上がった(そんな大げさじゃないか?!)私は、エレキのバッキングに変更。オッサン得意のジョージ・ハリソン風ロータリー・エフェクトによる「ウニョウニョ」サウンドでダビングしてもらいました。
この辺はやる前から、良いのがわかっているので楽だなぁ。その通り、期待通りのサウンドメイクで曲に幻想味が付け加えられました。ただ、それによりピアノだけじゃ全体が物足りなくなったので、これまたビートルズの5弦ベースのようなさりげない低音が欲しくなりました。これは、自宅でダビングしましょう。
そして、最後にけいこさんの最も新しい曲。実はまだご本人は詞がまとまらず悩んでおられますが、とてもいいメロディです。それに、私の作ったオケもうまく彼女の歌声に合って、この後の展開が大変楽しみになりました。リズムは打ち込みものですが、他の曲とのギャップがないように注意して作ったのが正解でした。少々派手にしたくなりそうですが、じっくり取り組んでいこうと思っております。それぐらい大事な曲になるかもしれません。そういう気にさせます。