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三村玲土(みむら れに)/銀座Tact

 昨夜ライブの仕事で行った銀座の「Tact」は、1958年(昭和33年)からあるライブハウスの老舗。当時は「音楽喫茶」と呼んでいたらしいが。
 とにかく、戦後この店を始めとするいくつかの「伝説の」ライブハウスを登竜門に、現在も活躍するプロダクション代表やディレクター、作曲家達が育っていったわけである。当時のお店がほとんど閉店してしまった中、この「Tact」は頑張っておりました。
 そしてまぁ、久々に訪れる銀座6丁目あたりというのは、雰囲気があります。歩いているだけでも、なかなか楽しいもんです。

 さて、この日のイベントは銀座界隈の「ダンさん」やそのお仲間が集まってのパーティ的なイベントとでも申しますか(?、なかなか説明不能)、まぁ普通のライブではなかったけど、逆に音楽好きと飲み助がいっぱいって感じで、一回心をつかんでしまえば、かなり盛り上がってくる雰囲気だった。

 で、私が本日お供したのは、三村玲土(みむら れに)さん。彼女の売りは「エロ極(えろきわ)」「エロでポップでキッチュな」ということで、彼女自身が書いた曲にそのエグ味はあふれております。
 ただし、最近のアーティストにありがちな「頭でっかち」な人ではなく、自らクラシックバレエから日舞、ヒップホップダンスまでこなし、作・演出も手がける演劇活動もおこなう「超肉体派」であった!
 だからレニさんはステージ上で、その世界をちゃんと表現しようという度胸と基礎能力を持っている。こういう人には久々に会ったかもしれない。全くビビらずにやりきる姿に、私もとっても感銘したし、うるさ型の年配のお客さん達にも、かなり喝采を浴びることとなったのでした。

 私はずっとピアノを弾いておりましたが、オープニングのトラブルが悔やまれたものの、その後の4曲はかなり入り込んでやり倒す事が出来たと思っております。

 セットリスト m1.絶望的な歌 2.浮気の歌 3.裸体 4.子守唄

 曲のタイトルだけでも、かなり挑発的だわな、でも詞がなかなか面白いよ。

 さて演奏的には最初のアクシデントを多少引きずって、ちょっと不機嫌だったピアニストも徐々に盛り返し、m2におけるレニさんのパフォーマンスに刺激を受け、その後は好調時の状態に返り咲き、m3,4では至福の気分で弾きまくることが出来たのだった。なので、「終わり良ければ、全て良し」ということで、かなり満足感を感じておるのであります。

 レニさんは、いろいろパフォーマンスの形態を変えて、その多彩な才能をこれからも披露していくらしい。私も再び一緒に出来るのを楽しみにしたいし、彼女の今後に大いに期待したいと思う。

 
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by harukko45 | 2006-07-14 01:40 | 音楽の仕事 | Comments(0)

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