W杯2006/フランス1-0ポルトガル

 いやー、悔いの残る、そしてつまらない試合だった。ほとんど見るべきもののない消耗戦で、プロの評論家などには、フランスのしたたかな試合運びやディフェンス力に注目が集まるのだろう。
 正直、やらない方が良かった試合かもしれない。何とも、全体にフランスとジダンに最後を飾らせたいムードが漂っていたし、今大会ファウル王のポルトガルは完全なるヒール役だったようだ(ロナウドがボールを持つたびに起こったブーイングは、英仏独連合なのか?)。だから、不戦勝でフランスが勝ち上がり、ポルトガルはよく休んで3位決定戦にのぞめば良かった。なんて、負け惜しみも甚だしい限りでした、くそー!

 前半は序盤にフランスが攻め込むシーンがあったものの、全体としてはポルトガルの方が試合をコントロールしていたし、持ち味の出たパス回しの美しいサッカーだった、が、それも30分頃まで。
 33分のカルバーリョのアンリへのファウルは、取られてもしかたないだろう。そのPKをジダンが決めたわけだ。結局これだけですからねぇ。

 後は、90+4分までのほとんどの時間、ポルトガルが攻めても、フランスに簡単にはね返されるの繰り返し。パウレタが機能せず、そのかわりのFWの人材もなく(ヌーノ・ゴメスはダメだったのだろうか?)、デコもマケレレに抑えられ本来の動きが出来ず、マニシェらもミドル・シュートをあまり打てず、ただただサイドのロナウドとフィーゴ、シモンが駆け上がっていくだけのようだった。

 たぶん、どんな形でも1点取れれば、全く流れは変わっていたかもしれない。しかし、最後の最後で脆いポルトガルに逆戻りしてしまったようだ。実を言うと、今大会のポルトガルは攻撃陣の出来が悪く、あまり機能しているとは言えなかった。特にトーナメントに入ってからは1点しか取れてない。その分ディフェンスへの比重が重くなり、それがファウルの多さにも現れていた。
 確かに勝ち進んではいたが、もともと華麗な攻撃力を売り物にしてきたチームが、本番では全く違う内容の戦い方になってしまっていたのだった。

 やはり得点できないチームでは、ここら辺が限界だったかもしれない。フランスは後半などただただ守っていただけで、面白くも何ともなかったが、とにかく守り勝った。この場合はそれが全てであり、他に語る事などない。しいて言えば、こんなつまらない試合がジダンの最後にならなくて良かったね、と言う感じかな。
 しかし、スペインもブラジルもポルトガルも敗ったドメネクは今や有頂天だろうが、こんな守備的なフランスなんか見る価値ない。イタリア以上のカテナチオ・フランスに栄光あれ?!
 
 あー、ベスト4で勝つと負けるとでは大きいね。敗者には3位決定戦へモチベーションを高めるのがすごく難しいだろう。それに、ポルトガルの相手はドイツ、開催国のメンツとしてドイツが負けるわけにはいかない。よって、ドイツの方が最後の意地を見せるだろうから、ちょっと勝つのは無理かもしれない。ここまで頑張ってきたポルトガルには辛い結末になりそうだ。

 フィーゴの代表試合は再び悲しい最後なのか、残念だ。

 さて、誰が書いたか今大会のシナリオは、どうやらジダンがかつてのチームメイト達とのお別れ興行を順々にやっているかの様相になって来た。決勝戦はユヴェントス時代の同僚、監督との再会であり、戦いだ。私としてはかなり興味の薄れたファイナルになったが、ワールドカップの物語としては盛り上げやすいかもね。ただし、ジダンには悪いけど、イタリアの4回目の優勝を期待したい。
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by harukko45 | 2006-07-06 06:53 | スポーツ

おやじミュージシャン和田春彦の日記でごじゃる
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