W杯2006/イタリア1-0オーストラリア

 試合前から、イタリア選手のボルテージはかなり上がってるようなコメントが聞かれていた。「4年前のことは忘れてない」。

 つまり、イタリアにしてみれば、オーストラリア云々よりも対ヒディンク、がメインテーマ。リッピも「ヒディンクのやり方は十分理解している。彼の手には乗らない」主旨の発言もしていたようだ。
 リッピとヒディンク、どちらも策士そのものって感じで、ベンチワークもかなり気になる戦いなのでありました。

 で、本日のイタリアは、なかなか調子の上がってこないトッティでなくてデル・ピエーロが左FWの4-3-3。それとも、トップ下にトッティを入れると、オーストラリアの「潰し作戦」の恰好のターゲットになるので、真っ向勝負を避けたのか? いずれにしろ、リッピさん、各試合いろいろやってくれて面白い。「私はイタリア国民が望んでいることをする」って発言までして、もう八百長疑惑なんて何のそのです。

 でも、実際始まってみると、なかなか有効には機能しないイタリアの攻撃。それでも、無理にでもシュートに持って行くところはさすが。オーストラリアはいつものガツガツゴツゴツ作戦は変わらず、よくマークしてプレスして中盤でボール奪っております。ほんと、しつこくって嫌な感じだよ。
 ただ、オーストラリアにはゴール前でちょっとした「ヒネリ技」がないので、イタリア守備陣を崩すのはむずかしい。昨日のオランダなんかに比べるとずいぶん見劣りする。ファン・ペルシー以下、強力にポルトガルDFを揺さぶってたからなぁ。(ただし、シュートが決まらなかったけど)

 両監督の策と策の消し合いで、前半0-0。すると、リッピの動きは早く、後半からイアクインタ投入。この人、それほどいいとは思えないんだけど、ジョーカー的に今大会よく登場してくるね。前半押し込まれることが多かったので、カウンター狙いを強化したのか。
 ところが、そんな効果を確かめる暇もなく、51分に「やっちまった、マテラッツィ、またアンタかい!」一発レッド。なんか、昨日のポルトガル/オランダ戦の退場ウイルスが伝染してきたようなムード。

 突然イタリアは後半早々に大ピンチになってしまった。リッピの2枚目は、トーニ外してDFバルザリを入れ、4バック3ボランチを確保。前線のデル・ピエーロが手詰まりと見て、75分ついにトッティ投入。うー、このままでは延長もあり得る状況で、リッピは全てのカードを切った。

 一方、ヒディンクはまだ1人も代えていない。とは言え、彼のやり口はもう誰もが皆よーくお分かりのはず。とりあえず81分に(対日本3点目の憎き)アロイージ登場。いつもなら、どんどんFW投入しただろう。だが、延長を考えるとそうはいかない。きっと、このまま0-0で延長に持ち込んでから、じわじわ前線を増やしていく腹だったのでは。

 でも、そうは問屋がおろさなかった! イタリアDFグロッソ君が頑張り、ペナルティ・エリアに単独侵入、そして見事なまでの誘いファウルの技、というのか、とにかくDFニールがスライディングしたところに突進して、わざわざ彼の足にひっかかって「大げさに」倒れる、という高度なテクニックを披露してロスタイムにPKをゲットしたのだった! (昨日のフィーゴといい、ティアゴといい、相手のファウルを呼び込むのが皆さん上手だこと。)

 そして、これを蹴るのがトッティ。昨日に引き続き、なかなかのドラマだのう。テレビ画面にトッティの大アップ、正直「今日だけ」イタリア・サポーターになって手を合わせちゃったよ。
 緊迫する中、トッティ豪快にゴールしてそのまま試合終了で、イタリア勝利。

 結局は早めに手を打ったリッピと、じっくり構えたヒディンク両者の策というよりも、昨日に引き続き、最後は執念と根性が勝敗を別けた感じだ。オーストラリアにしてみれば、キューウェルが使えなかったのが痛かったろう。でも、申し訳ないけど気持ちが少しスっとしております。
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by harukko45 | 2006-06-27 03:58 | スポーツ

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