W杯2006/面目保ったフランス、世界基準の韓国

 グループGはどちらの試合も目の放せない好ゲームで面白かった。

 まずは、勝てない点取れないで、国内で非難轟々のフランス。超ガンコ者でベテラン選手からは総スカンを食らっている感じのドメネク監督は、やっとジダンの意見を取り入れてアンリとトレゼゲの2トップにした。でも、その理由を「ジダンが出れないから」としているところが、かわいくない。
 フランスの元名選手フォンテーヌの「選手よ、反乱を起こせ!」という過激な発言に鼓舞されたか、立ち上がりから超攻撃モードのフランス、そして前が2枚になった効果は序盤から出て、いつでもゴールOKよ!...な様相だったのだが、ご機嫌なぐらいシュートが決まらない。とくにリベリーが決定的なチャンスを2度も外した時は、「だからジュリを入れろって言ったじゃないか!」と誰しも思ったに違いない。(今からでも出来るならジュリを呼びたい!!)

 何ともイヤーな感じで時間が過ぎて行ったが、キャプテン・ビエラのおかげでドメネクとリベリーの首はつながった。55分、ペナルティ・エリアでリベリーが上がっていたビエラにパス。これを見事に反転した彼はすぐにシュート。ボールはゴールに突き刺さり、フランスはようやく長いトンネルを抜けた。
 2点目も61分にマケレレのロングパスをビエラがおとし、それをアンリが決めて、ベテランの大活躍。これで、フランスはほぼ安全圏に入り、ディフェンスもしっかりかためて、トーゴはほとんど何もできなかった。これで、ジダンの姿をもう一度見れることになったわけだ。あー、良かった良かった。

 一方のスイス対韓国はガップリ4つの勝負で、お互い果敢に攻め合った。両方とも赤がチームカラーなので、会場が真っ赤に染まっていて、ちょっと不気味だったが、その通りの熱い戦いが繰り広げられた(おまけに流血も)。
 内容はほぼ互角だったが、効率よくセットプレイから23分に先制したスイスが、しっかりした守備で韓国の中盤をうまく抑え、最終ラインとGKもかたく、韓国はどうしても得点できなかった。
 そして、77分。VTRではオフサイドに見えるフレイのゴールを主審が認めて、万事休す。このスイスから3点取るのは難しい。韓国にとっては不運な判定だったが、2戦目ではフランスの2点目がノーゴールになるラッキーがあったのだから、まぁよく言われる「これがサッカーだ。」ということです。
 FIFAが発表したW杯100年の「10大誤審」のうち、前回大会の韓国戦がらみ(対イタリア、対スペイン)が4つも含まれていて(個人的には対ポルトガルも入れてほしかったが)、それが韓国に有利に働いたのは事実だし。今さら言うのもなんだが、こういうことは巡り巡って帰ってくるのであった。

 ただし、日韓の今回の出来は圧倒的に韓国の方が上である。アジアは全て敗退したが、内容的には韓国のみ世界基準のレベルであったことは認めざるをえない。
 単純に、「サッカー度」が違う。韓国はちゃんとサッカーをし、日本はまともにサッカーのできるような状態(体力・気力、ベンチも含めた知力の充実)になっていなかった。4年前は誤審やホスト国にあるまじきサポーターの態度で世界中の顰蹙を買った韓国が、今回はサッカーそのものでちゃんとしたゲームを3試合見せたことは素晴らしいと思う。

 さて、これで次回大会はきびしいぞ。アジアの不調はそのまま出場枠に影響する。削られるのはアジアになる可能性が高い。おまけにオーストラリアがアジア参戦だ。日本は今回の惨敗をかなり深刻に受け止めないと4年後はないかもしれない。
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by harukko45 | 2006-06-24 15:28 | スポーツ

おやじミュージシャン和田春彦の日記でごじゃる
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