W杯2006/ウクライナ4-0サウジアラビア
2006年 06月 20日
サウジには申し訳ないが、ちょっとレベルが違いすぎる。これではウクライナの練習台になってしまった感じだ。まだまだアジアとヨーロッパの差は大きい。
それにしても、今日のウクライナ、右サイドにフォワードの選手を入れたりして、普通では考えられないラインナップだったけど、それが見事にはまって、試合開始からガンガンに右から攻め込んだ。そして、4分にその猛攻からつかんだコーナーキックをゴールして、一気に試合の主導権を握った。その後もほぼウクライナのペースで進み、後半早々のセットプレイでの3点目は、世界中が待ち望んだシェフチェンコのゴールだった。
サウジも遅ればせながら攻勢を強めたが、ほとんど効果なく、前掛りになったために後ろに広大なスペースが出来た。そして84分、ウクライナはボールを奪って、左のシェフチェンコへ。さぁ最高のカウンターが決まる瞬間がやってきた。彼はゴールに向かってドリブルをしかけて、DFを引き寄せた状態で、右から走り込んだカリニチェンコへ正確にパス。それをカリニチェンコが豪快に蹴り込んで4点目を上げた。
自らもシュート・チャンスだったが、より確率の高い方を選択したシェフチェンコの素晴らしいプレイだった。
ディナモ・キエフ、ACミランと、クラブチームでは常に脚光を浴びて来たサッカー界を代表するスーパーFWである彼だが、こうやって母国の代表として初めてのワールドカップで活躍する姿を見れるのは、やはり楽しいものだ。この感じなら、次のチュニジア戦もイケイケでやれるでしょう。シェフチェンコには得点王への期待もある。
彼が躍動してゴールに向かうのを見ると、ディナモ・キエフ時代から変わらず、私はウキウキするのだった。ACミランは嫌いだけど、彼だけは大好き。イヤー、いいもの見させてもらいました。