W杯2006/フランス1-1韓国
2006年 06月 19日
一方、我らが日本代表は2002年の才能中心で戦い、ほぼそれを今回で使い果たして、将来の不安を抱える事になるだろう。まぁ、日本の「ゴールデン・エイジ」と呼ばれる選手達も、ヨーロッパのサッカーでは誰も1流クラブのレギュラーはいないし、ほとんどがベンチに座っているだけなのに、韓国にはマンチェスター・Uのパク・チソンがいる。ヨーロッパ組の質を比べても日本と韓国ではずいぶん差がついている。
序盤のフランスの猛攻撃を見る限り、やっと本気モードのフランスがゴールラッシュか? と期待したが、結果はアンリのゴールのみの前半1-0。実際は30分のビエラのヘディング・シュートもゴール・ラインを割っていたが、ノーゴールの判定。この辺は運も韓国に味方した。
後半も怒濤の攻めだが、いかんせんフィニッシュが決まらない。アーセナルではあんなにたやすく決めるアンリも、代表だと何でこうもうまくいかないのか? ドリブル得意のリべリー投入もあまり効果なく、圧倒的なボール支配にもかかわらずイライラだけが溜まっていく。
そんな中、60分にわずかなチャンスを執念でモノにする韓国の凄いこと。決めたのはパク・チソン。
その直後、鬱憤の溜まったジダンが突然、何で? とも言えるような場面で、相手を突き飛ばしてイエローカード。これで次戦出場停止。彼って、普段はおとなしそうなのに、これまでも急にキレて、後悔するハメに陥る。ユヴェントス時代の頭突きとか、98年のレッドカードとか。
おかげで、フランスは次のトーゴ戦に勝てないとグループリーグ敗退の可能性も出て来た。ということは、ジダンのラストゲームがこの韓国戦になってしまうかもしれない。あーあ。