W杯2006/日本0-0クロアチア

 まず、川口に感謝しよう。少なくとも惨めな2連敗は免れた。
ディフェンスは当初よりウィークポイントであった左サイドの不安は相変わらずであり、あそこにボールが行くと、ほとんど見ていられない。これには、暑い気温に感謝しよう。クロアチアはヘトヘトで、フィニッシュの精度が低かった。

 前半、福西が非常に不調だったのは、試合開始直後のファウルで脇腹か肋骨を負傷したのだろうか? だが、ジーコが後半から稲本に変えたことは良かったと思う。守備面での強化になった。
 システムとしては4バックの方が好きだし、可能性を感じた。次もこれでいってくれ。というか、最初からこうして欲しかった。

 FWはずいぶんとお疲れで、キレも度胸も何も感じない。何故、ギリギリでもう一歩前につめて行かない? 何故、ゴールを前に落ち着いて打つ事が出来ない? 結局前線のメンバーは自軍の選手を信頼していない。ただの仲良しなだけで、本当は心の奥では相手を信じていない。だから、自分の前のスペースに中田や中村らからパスが来る事を予測することが出来ないし、ゴールに蹴れ込むイメージが出来てない。だから、無駄になってもゴールに飛び込んでいかないし、たとえ走り込んでも実際に来たボールに驚いて、いいシュートが蹴れない(後半6分、加地からの絶妙のパスに驚いた柳沢は見事にシュートを外す!)のでお話にならない。

 お互いを信じていないのに、表面上は仲がいいという組織は日本中にいっぱいある。我々はそれを「和」と称して、なあなあな関係を続けながら、ストレスで胃を悪くしている。
 人間としては嫌な奴でも、そいつのプレイ、仕事は凄い、ならば一緒に何かできないのか? でも、凄い奴と一緒なら、自分も同じように凄くなくてはダメだ。ならば、自分も凄くなるように頑張る。その時、お互いに嫌いでも尊敬できる関係を作れる。
 尊敬できる人間同士の共同作業こそ、何かを生み出す。仲のいいお友達では、それなりの結果しか得られないだろう。

 我らが代表は一人一人が個人として立っていない。個人として生きていないから、他の者からの尊敬を得られない。「あいつはイイ奴だ」ってだけだ。本当に強い組織は有能で自立した個人の集合体であるべきだ。現在の組織とは、昔のように個を犠牲にしては強くならない。個人個人の才能を最大限引き出して、それを統合することでやっと強い組織になるに違いない。

 そういう点ではジーコに感謝したい。団体スポーツ競技は、ある意味その国民、民族の社会を映し出す。これが、日本だ。

 さて、せいぜい残り10%ぐらいの可能性で、祈りに近い状況だが、もう一度全力で立ち向かってほしい。そして、このギリギリのところで、何かを生み出すチャンスをもらっている自分達を幸せものだと思うべきだ。我々には出来ないことを彼らはやっているんだ。

 
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by harukko45 | 2006-06-19 01:17 | スポーツ

おやじミュージシャン和田春彦の日記でごじゃる
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