W杯2006/ポルトガル2-0イラン
2006年 06月 18日
でも、調子はあまり良くなかった、ポルトガル。もう一つキレがなかった。午後3時キックオフの試合は暑さのせいもあり、どれもおしなべてパフォーマンスが悪くなるようだ。それでもかなりの数のチャンスを作っていたし、シュートを打っていたのに、イランの必死の守りに前半無得点で0−0。ちょっとイライラさせられて不機嫌にもなる。何しろ、日韓大会での失敗がどうしても頭にあるので、こういう展開はいろんな心配が浮かんで来てしまう。
ようやく63分に、デコの強烈な先制ミドルが決まって、気持ちが少し楽になったが、またしばらくすると、不安がよぎり始める。だが、78分にフィーゴの誘いにまんまとのってしまったゴルモハマディが、ペナルティエリアでファウル、PKになり、それをC・ロナウドが見事に決めたことで、やっと落ち着いたのだった。いやいや、お前は何処の国の人間か、と自問してしまうよ。
で、フェリポンはその後にデコ、フィーゴを下げて休ませ、フレッシュな選手をどんどん投入して、相手の攻撃を抑える作戦に切り替えた。この辺の采配はさすがに手堅い。
結局、終わってみればポルトガルの快勝だった。デコはまだトップフォームではないが、それでも期待に応えた活躍だったし、疲れが少し見えていたフィーゴも、2点のお膳立てをすべてしたのだから、やはり頼りになる。そして、ゴールが欲しくて欲しくて、少々焦っていた感じだったC・ロナウドも、フィーゴからもらったPKを決めたことで、この後は少し力が抜けて、もっともっといいプレイを見せてくれることだろう。まだまだ、先は長い。頑張れ、プートゥガール!