W杯2006/スペイン4-0ウクライナ
2006年 06月 15日
前半のウクライナは慎重すぎたのか、プレッシャーか、非常に消極的でずいぶん昔見たような古風なサッカーをしておった。だから、若きハイテク軍団スペインの敵じゃなかった。今まで、本番になると突然弱々しくなるスペインに自信をつけさせて上げるように、わざとやられてんじゃないの?って言いたくなるようなお粗末な出来。前半にセットプレイから2-0じゃ、ちょっと興味半減。
スペインは楽しそうにパスがスイスイ通っていい感じでサッカーしておりました。どう考えたって、このスペインに追いつくのはかなりむずかしい。
そういう気分に益々させたのが、後半早々のウクライナのレッドカードとPK。VTR見ると一発退場にしなくてもいいんじゃないかなぁ、PKを与えてイエローにしておいてほしかった。ただでさえ2-0、PK決まって3-0の劣勢で、一人少ない10人じゃお手上げでしょう。この審判の方、厳格なのはいいけど、もうちょっと空気読んでほしかった。
おかげで、その後スペインはケガから復帰間もないFWラウールや19才のMFセスクを試す余裕の状況に。ウクライナも前半よりもアグレッシブになった場面もあり、やはりするどい攻撃力を持っているんだなという片鱗は見せたが、なにしろ遅すぎたよ。
それで、だいぶ試合が弛んできたところに、スペインのDFプジョルがいきなりオーバーラップ、これに反応したスペインの各選手が、見事にパスをつなげてあっという間に4点目を取った。これはお見事! ちゃんと試合をしめてくれましたので、一応満足。
H組は他の2チームの力が落ちるので、ウクライナもこの大敗に気落ちせず、本来のサッカーをやれば突破するとは思うが、それにしても初出場チームに強烈な洗礼を浴びせたものだ。
さて、この若くてハイテク化された新生無敵艦隊はグループ・リーグをたぶん楽勝で勝ち抜けるでしょう。それが、その後に吉と出るか凶と出るかはわからないが、前回同様ベスト8には行くんじゃないかな。多彩なタレントがいる攻撃的サッカーが今大会爆発するかもしれないぞ。期待したい。