リナン/レコーディング(2)

 13日、リナンさんの新作レコーディングに参加した。このプロジェクトの初日にもプレイさせてもらい、これが2回目だ。録った曲はライブでもちょくちょくやっていた"Feel So Good"。「奈落の底が気持ちいい」っていうやつです。
 前にも書いたことだが、リナンという人はどんなに自虐的な詞だったり、ダークサイドな曲調であっても、その根は明るい、と私は確信しているので、出来上がった音楽自体は独特なポップ感を持っていると感じる。この辺の楽しみ方をわかった人は彼女の大ファンになってしまうと見ているのであります。

 それと、どの曲も「妄想的」とも言える。常に彼女は白昼夢でも見てるのかもしれない。だから、オケがどのように仕上がっても、「我関せず」的なボーカルの印象になると面白い。

 さて、その"Feel So Good"はベースでプロデューサーの山本君のアイデアで、一発録りになった。歌も演奏もね。バイオリンの岡本ミオさんだけはダビングになったが、基本的なピアノとベースとボーカルはそのまま。
 実はこういうやり方は大好きだ。やはり録音するとはいえ、常に「ライブ」な感覚は忘れないでいたいし、それが音楽をダイナミックなものにすると思う。特に生の楽器演奏の場合はとても重要だ。
 もちろんCDになって残るのだから、ライブでの自由な伸縮さは、もっとも良い形に調整して演奏にのぞむわけだが、その辺りは山本プロデューサーがいい方向付けをしてくれたので楽だった。
 途中休憩を入れながら、のんびりと7,8回合わせて、最終テイクがとっても良いものになりました。ピアノと歌が寄り添ったり、ちょっと離れたり、ちょうど3拍子の曲なので、ワルツを踊るようでもあり、なかなか気に入った出来になった。この後、ミオさんがとっても色っぽい、よく歌うバイオリンを効果的にダビングしてくれたので、ますます雰囲気が出てきて、それこそ「妄想的白昼夢」のようになったと思う。

 それから、前回同様ピアノ音源ソフト「Ivory」を今回も使ったが、そのベーゼンドルファー・プログラムがとても良かった。これは使えます。
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by harukko45 | 2006-05-15 00:24 | 音楽の仕事

おやじミュージシャン和田春彦の日記でごじゃる
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