The Rolling Stones/'64~'65

 ストーンズって、一回聴き始めると病み付きになっちゃって、持ってるCDをいろいろ引っ張りだすハメになる。それなら、最初から聴いてみようなどと、とんでもないことを思いつく。

e0093608_0010100.jpg ただし、'64~65年頃のものはアルバムとして聴くと、ちょっと辛いものがある。演奏力とともに、録音的にもビートルズの完成度の高さに比べるとずいぶん落ちる。
 でも、選曲が恐ろしく渋くて、彼らのオタクぶりに驚くって感じ。確かにアイドル的なデビューの要素もあったとは言え、ここまで「ブラック」な通っぽい曲ばかりで、よくチャートの1位を取れたものだ。ある意味かなり過激だよなぁ。

 カバーものでもビートルズがどんどん独自のアレンジを施しているのに比べて、保守的なストーンズはオリジナルにリスペクトの思いが強くて、それが弱さにもなっていた。(2ndに入ってるドリフターズの"Under The Boardwalk"での稚拙さと必死さなどは逆に微笑ましい?)
 ただ、そのこだわりがなかなか深くて、チャック・ベリーのロックンロールも「軽い」ノリになってないし、ブルーズやR&Bにしても技術的にはともかく、かなり本物のムードをつかんでいるのだった。だから、背伸びしてでもやりたい事をやるという姿勢は凄いし、この当時のイギリスでのブルーズ・ムーブメントというのは本当にヒップなものだったのだろう。

 ストーンズは「ワル」のイメージでの売り出し方とは正反対の、この時期における極めて真面目なブラック・ミュージックへの取り組みが、じょじょに血肉となって、強力なオリジナル・ソングにつながっていくわけだ。その大傑作が"Satisfaction"なんだけど、U.S盤の"Out Of My Heads"には他にも"The Last Time"と"Play With Me"が収録されてて外せない。ラストの"One More Try"もこの当時っぽい仕上がりのロックンロールで、隠れた名品。

e0093608_1443446.jpg ただ、傑作シングルを集めたベスト盤"Big Hits(High Tide And Green Grass)"を聴けば初期の代表作はほぼチェックできる。オリジナルだけじゃなくて、カバーものからも"Not Fade Away"や"Time Is On My Side"(U.Kバージョン、好き!)が入っているから、普通のストーンズ・ファンはこれで十分だろうな。結局、私もよく聴くし("Have You Seen Your Mother..."から"Little Red Rooster"までカッコいい曲ばかり並んでて最高です!)。
 
 この時期のストーンズはU.KとU.Sで違う曲目の同名アルバムになっているから、ちょっと面倒くさい。...<続く>
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by harukko45 | 2006-04-02 00:35 | 聴いて書く

おやじミュージシャン和田春彦の日記でごじゃる
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