WBC王監督を讃える

 まだ、WBC優勝の興奮冷めやまずって感じだが、今回大会を通じて王監督の人格・品格の素晴らしさは本当に誇らしく、ますます彼を尊敬する気持ちが強くなった。
 
 具体的には何と言ってもあの「誤審」試合のとき、彼の対応は実に紳士的であり、取り乱して試合と大会を台無しにするようなことをしなかった。怒りを胸にしまいながらも、ちゃんと前に進むことを示したのだ。私はその振る舞いを見て、自分の未熟さを知ったし、報道によれば、各国メディア、ジャーナリスト達からもリスペクトを得ることになったという。(アメリカの解説者は放送でも"Oh-san"と呼ぶ)
 イチローをはじめ、各選手はあの時グラウンドに出る事を拒否していたが、監督の「出ろ」の指示に従い、結果試合に負けた。が、その後もっともっと大きなものを得たのだった。

 メキシコの主力選手のカントゥが「あの伝説のプレーヤー王貞治と今、同じ球場に立てていることが信じられない」と興奮して話していたという記事は、私などが思う以上に彼がいかに大きな存在だったのかを示す一つであり、胸が熱くなる。

 彼はメジャーでやっていたわけではない、が、日本の中であろうが偉業を達成し、そこに人格もともなっている人間なら世界の尊敬を受けるのだというお手本だ。

 イチローもマリナーズでホームランを打つと「サダハル・オー!」とナインに呼ばれたと言う。そのことで彼は、メジャーリーガーも敬意を表する王選手の偉大さをあらためて知った、と熱く語っていた。だからこそ、今回「Japan」へのこだわりとともに、「王監督に恥をかかせられない」という思いが、イチローを強く突き動かしたに違いない。

 アメリカの敗戦はWBCとしては誤算だったろうが、王さんという今大会随一の存在感を持つ人物が初代優勝監督となったことは、この大会の格を上げることに十分貢献したと思う。文句なしの世界一、王貞治監督を讃えたい。

 
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by harukko45 | 2006-03-23 15:01 | スポーツ

おやじミュージシャン和田春彦の日記でごじゃる
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