後味は悪いし、明日ゲームがあったらつらい

 昨日のWBCの対アメリカ戦終了後のインタビューでイチローは「消化しづらいゲーム。後味は悪いし、明日ゲームがあったらつらい。」と語った。本当にこの男は率直な人間と思う。TVを見ながら「ああだ、こうだ。」言ってる私など比較にならん。そんなことは最初からわかってはいたが、彼の口からこのように言われると、こちらもつらい。
 「もう終わったんだからしかたがない。何とか切り替えて、あと2戦勝利して準決勝でアメリカを倒せ!」なんて外から言うのが、おこがましいのではないかと感じてしまう。
 なおかつ、彼は7回のチャンスでセカンドゴロにたおれ、得点できなかったのを、「100%僕のミス」として自分を厳しく責めた。「相手に打ち取られたのではない。すべて自分のミス、そのとおり、そのまま」
 1回に先頭打者ホームランで見事に日本代表を引っ張ってくれた彼が、終わってから会見にのぞんだ心境を思うと心がズキズキ痛い。

 8回のホームインを取り消された西岡選手にも深い同情を禁じ得ない。彼のタッチアップはまったくセーフであったにもかかわらず、公式記録にはレフトの捕球より早くベースを離れたのでダブルプレーとなってしまう。つまり、彼のミスだと記録されて残される。彼のプレイは完璧だったのに、ミスになってしまうのだ。彼の名誉と誇りはこの大舞台で理不尽にも傷つけられたのだ。
 王監督の抗議中、日本選手がベンチからグラウンドにでなかったのは、イチローによれば「納得いかないコールだったと全員が感じたから。」であり、それは西岡の名誉を守る行為でもあるのだ。
 
 確かにスポーツであり、それを仕切る審判が人間だから、ミスがあり、不条理がありドラマがある。これまで、他の競技でも何回となく今回のような憤りを感じるシーンがあった。同時に逆の立場で日本選手に有利になれば、大喜びしてはしゃいでいたに違いない。それらがまさに勝負の世界なのだろう。
 結局勝ったものがすべて、それが真実なのだ。

 だが、私がどうしても譲れないのは、素晴らしいアスリート達の名誉と誇りを傷つけることは絶対に許してはならないということだ。そのことは時に勝ち負けをも越えて守らなければならないことと信じたい。そうでないなら、ただのケンカと同じだろう。

 昨日のTV中継後、怒りに任せてエゲツナイ言葉をこのブログ上でわめき散らしたことについて私は反省したい。
 ただ、今後もWBCにおける日本代表は応援していきたい。
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by harukko45 | 2006-03-14 04:57 | スポーツ

おやじミュージシャン和田春彦の日記でごじゃる
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