Seema/恵比寿Switch
2006年 03月 12日
でも、今の時期こうしてシンプルに音楽するのはお互いにとっても刺激的だったし、私としては彼女の曲をもう一度、素の状態から作り上げていくのは楽しい作業だった。それに、一人だから、その場の流れで臨機応変にできるしね。
とは言え、本当はやろうと思っていた事の70%ぐらいしか出来なかったな。やっぱり本番では相変わらず力んでしまうのと、頭に血が上って興奮状態になってしまうところがあるのだった。まだまだ修行が足らんね。
それでも、久々にシーマの「唄」を聴けてかなり満足したし、お互いにいろいろ鼓舞しあうようにコミュニケーションできたのが大きな成果だったかも。
セットリストm1はアメリカン・フォーク的なニュアンスとシンプルなコードの繰り返しが今っぽくて新鮮だった曲。キース・ジャレットの"Facing You"のようなサウンドが出せたらなぁ。もっといろんなことをトライすべきだったかも。
1.絆 2.裏道ラプソディー 3.ピアス 4.タバコ・エンド 5.Lately 6.朽ちた果実 7.音楽
m2はむずかしい曲。彼女の詞はきわどい恋の世界をかいているのと、どちらかというと抑えた感じでやろうと言っていたのだけど、始まったら盛り上がってしまった。こういう時は意志を強く持たないといかんね。でも、行っちゃったらしかたあるめぇ。
m3は何でもありで、すっかり興奮状態に。こういうところが、私はまだまだ子供なのだな。もうちょっと冷静な部分が欲しいのだ。二人が目指すところはかなりカッコイイものが見えているのだが。
m4はこれもアメリカンなムードがあって、70年代のシンガーソングライター風のサウンドでなかなか楽しかった。
m5はスティービー・ワンダーの超名曲。シーマの素直な歌いっぷりが良くて、自然についていった感じ。
m6はシーマ・オリジナルの中でも傑作曲なんだけど、元のギターのニュアンスを意識し過ぎたかも。もうちょっとだけシンプルにしても良かったかもしれないと、今は思う。でも、やっぱり良い曲。
m7はそれまで、かなり弾き倒していたので、とことん薄めにやって、シーマをフューチャーしたかった。だいたいはその方向でまとめられたと思う。終始楽しそうな表情で歌っていたシーマが印象的だったし、うれしかった。
この形でのライブはいろんな意味で可能性があると思うので、今後もぜひ続けたい。
オーケストラのなかで、一番低音が出るのも、高音がでるのもPFなんですよネ~♪そう考えると、可能性も~y(^ー^)y
それと一人だけで伴奏して音楽を作っていくのがおもしろくって。楽器がピアノだけっていう制限があるのが、かえって良いのかもしれませんね。