リナン/pianopilot@渋谷7thFloor

 3/4は不思議なイベントだったな。何が不思議かは説明しづらいのだが、とにかくライブハウスはぎっしり満員だった。これは、参加したアーティストと主催者の日頃からの頑張りの成果でしょう、素晴らしいことです。
 ただし、我がリナンをお目当てに来たお客さんは少なかったでしょう。リナンさんは営業面ではイマイチ要領の良くないタイプで、好きな人はとことんハマるのだが、元々数はものすごく多いというわけではないので。

 でも、こういう時はリナンを他の出演者のファンに聞いてもらうチャンスでもありますからね。私としても気合いを込めてバックをさせてもらいました。唄と演奏に関してはバカ受けしたとは言い難いけど、彼女自身の「ポワーン」としたキャラはかなり多かった「オタク系」の人達にはなかなか好評だった様子。所属レーベルのスタッフの方々も終わってから上機嫌でお帰りになったので、まずまず良かったみたい。

 さて、実際の演奏においては、私のいつもの悪い癖「よっしゃ!やってやろうじゃないの」モードで序盤は力みぎみ。が、最近大人にやっとなった(場数は踏むもんだ!)私は2曲目あたりで平常心と遊び心も出て来て、たいそう面白く出来たと思う。
セットリスト
1.オープニング〜Feel So Good 2.I Want To Be Myself 3.踊るマリー 4.満天グライダー 5.アイランド

 m1はリナンらしい「不思議系」の極致のような曲。基本的に3拍子だが、ほとんど唄のタイミングで間合いをとりながら進む。「奈落の底」が気持ちいいという内容だから、大抵はヒク感じなんだけど、リナンはかなり力強く表現するようになった。だから、本当に気持ちいいかもしれないと思うようになる。

 m2は3拍子でなく3連の4拍子の曲なんだけど、1曲目からの続きで妖しく始めて、かなり変なノリのイントロとなってしまった。が、さすがリナンはきちっと歌い始めたので、私は通常のノリを取り戻した。イヤハヤ。
 この曲は大好きな曲の一つ。詞の内容は暗かったり、自虐的だったりしても、彼女の作曲と唄には生まれながらの奇妙なポップ感覚があって、これが楽しく感じるのだった。私の方がハマってるのかも?

 m3は再び3拍子で、とことん重くやる曲。音もほとんど低いとこばかり。これは彼女の友人について歌った曲だというのにねぇ。で、唄が終わったエンディングでは、それから解放されて私は自由に弾いてよろしいことに。というわけで、かなりカッコつけて「リリカル」なムードでやってみました。

 m4は「インチキ系」の昭和歌謡パンク風の曲。世の中をマジに見ても、斜めっぽくしてしまうリナンの哀愁あふれる佳曲。これは、今回の発見だったなぁ。なるほど、そういう曲だったのね、と理解したことで、お互いに共感して「インチキ」臭さをデフォルメすることに。ただし、これは初心者にはちとむずかしかったかも。

 m5はリナンの別の側面である優しさのあるバラード。これなら一般的にもわかりやすいね。イントロなどは多少ひねくれてるが、メロディ自体はとても素直で綺麗な曲。自らの故郷沖縄への思いもこもっていて、唄がとても良かった。
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by harukko45 | 2006-03-06 00:02 | 音楽の仕事

おやじミュージシャン和田春彦の日記でごじゃる
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