松崎しげるwith大橋純子コンサート2006(3)
2006年 02月 05日
M-8:スクリーン・ミュージック・メドレー
まずはオッサンをフューチャーして①"007のテーマ"から松崎さんの②"ロシアより愛をこめて”。ジョン・バリーの傑作ですな。ジェームス・ボンドはショーン・コネリー、監督はテレンス・ヤングで最高でした。そして、007シリーズの変わり種「カジノ・ロワイヤル」からバート・バカラックの③"Look Of Love"をジュンコさんで。ある意味、今のオースティン・パワーズの原型と言える作品。音楽もシャレているのだ。ただし、演奏ではツアー前半、私のテンポが遅くってイマイチで、後半修正した。
続けてバカラックもの、おなじみ④"雨にぬれても"(明日に向かって撃て)は松崎さんの明るいキャラにピッタリ。それに対してジュンコさんの⑤"ムーン・リバー"(ティファニーで朝食を)はとてもシットリと。オードリー・ヘップバーン主演でヘンリー・マンシーニ音楽の傑作を続けて⑥"シャレード"を松崎さんが熱唱。
ここで一息⑦"パリの空の下(セーヌは流れる)"をインストで。satohさんが華麗なるピアノからマンドリンのサウンドでテーマを弾く。そして、松崎さんがおもむろにギターを抱え、再びマンシーニの⑧"ピンクパンサーのテーマ"。途中で似てるようで似ている?やっぱ似てない別曲、"ゲゲゲの鬼太郎"に変身。なんでやねん!
曲が終わっても、松崎さんはギターをマイク・スタンドに擦り付けてジミ・ヘン遊びをしておりましたが、こちらは気にせずにフランシス・レイの⑨"白い恋人たち"をオッサンのアコギを中心にインストで。
中盤戦はボサノバにアレンジしたマンシーニの⑩"酒とバラの日々"をジュンコさん、ジョニー・マンデルの⑪"いそしぎ"を松崎さんが軽やかに歌う。ここはそれぞれの担当バンマス(つまり最初私、あとsatohさん)のピアノもフューチャー。続けて、ポール・ニューマンとロバート・レッドフォードがたまらない「スティング」で印象的に使われたスコット・ジョプリンの⑫"エンターテイナー"の最初の部分を私がソロで弾いた。いやいや盛大な拍手ありがとうございます!
そして、このメドレーの中でも白眉的な仕上がりだったマーヴィン・ハムリッシュ曲でバーブラ・ストライサンドの⑬"追憶"。ここでのジュンコさんは最高でしょう。声質と曲調がピタっとはまったね。
このあたりはロマンティックで雄大な曲が続き、松崎さんが⑭"慕情"を華麗に歌いきった瞬間!、慕情は慕情でも「柴又慕情」?⑮"男はつらいよ"のテーマをtokuさんがソプラノで泣かせるよ。再会したマツお兄ちゃんとジュンコさくらはどういうわけか⑯"男と女"をデュエットするのだが、途中からお兄ちゃんの支離滅裂なナレーションで「おフランス」な世界は崩壊するのだった。
さて、いよいよ後半戦!まずはギリシャ映画の⑰"日曜はダメよ"をラテン風にインストで。ここらあたりから会場は手拍子で盛り上がるっと!そのままジョルジョ・モルダーによる⑱"フラッシュ・ダンス"、ロイ・オービソンの⑲"プリティ・ウーマン"で一気にクライマックスへーっっ!
そして最後は「オズの魔法使い」のハロルド・アーレンによる大傑作⑳"オーバー・ザ・レインボウ”を全員で心を込めて。ここまでくると、演奏者側もかなりの感動状態で高ぶった気分になっていたね。そして、エンディングに再び"007のテーマ”をビシっときめて、内容ギッシリの20分間はここに完結した。どうだ、まいったか! ナンテ。