2005年のベスト3×2
2005年 12月 31日
1.最もよく聴いた、そして内容も最高だ!時間が経っても絶対に飽きないに違いない!2005年新譜Best3:
"Bonnie Raitt/Souls Alike" 演奏よし、歌よし、曲よし、アレンジよし、そんでもって音が最高!さすがチャド・ブレイク。こういう音でアルバムを作れたら本当に最高でしょう。全体としてはミュージシャンうけ的な内容かな。でも、ずっと聴いていける傑作。
"The White Stripes/Get Behind Me Satin" ロック、ポップスの世界で現在最高で唯一の天才、ジャック・ホワイトは何から何までかっこいい!前作も凄かったけど、これも凄かった。大好き、大好き、とにかく大好き。来春早々来日するけど、ワタシャ仕事で行けない!くやしーい!
"Miles Davis/The Cellar Door Sessions1970" たとえ録音が1970年だろうと、新譜にはかわりない。で、これほどのジャズ演奏を現代では聴く事はできない。キース・ジャレットにしぼったって、こんなプレイはマイルスと一緒でなければ生まれなかった。キースのコメントがかっこいい。「それは生涯で一度か二度、見られるか見られないかといった彗星のようなもの。この彗星のような音楽を、人がなんと呼ぼうと僕にはどうでもいいことだ。」しびれるねぇ。
2.最もよく聴いた、そして内容も最高だ!時間が経ってもやっぱり飽きないじゃないか!旧譜Best3:
"The Band/Music From Big Pink" ザ・バンドは中学生の時からずっと好き。でも、今の方がもっともっと好き。数あるロックバンドの中でも特別な存在。常にお手本となる何かがひそんでいる。今年はこのファーストに再びぞっこん。
"Free/Fire And Water" 今年後半、最もトチ狂ったように聴きまくったフリー。フリーに関してはどれもよく聴いたんだけど、最後はやっぱりこのアルバムに軍配が。車で移動中に4,5回リピートしても毎回盛り上がっちゃったよ。ありがとう!ポール・ロジャース。そして、今はアンディが少しでも元気になることを切に祈るのみだ(彼はエイズと闘っている)。
"Bruno Walter/Mozart25,28,29,35" ブルーノ・ワルターとカルロス・クライバーが私にとって最も尊敬し共感できる指揮者。最近、ワルターの音楽で自分の心がものすごく満たされることをまた実感した。モーツァルトとマーラーと迷うが、やはり正月を迎えるならモーツァルトを聴きたい。今大好きなのは28番と29番。明るい曲調がかえって寂しさや悲しさを感じさせるのが、モーツァルトの奥深さ。大人になってやっとわかってくる味。彼は35歳で死んだが、人生のスピードは普通の人の倍、つまり70歳の生涯を半分の時間で過ぎ去ったのだろう。
それでは、これでほんとに「よいお年を!」