ジョン・レノン・スーパーライヴ2013の詳細(6)

詳細(5)からの続き。

 浅井健一/Help!~Come Together

e0093608_12233390.jpg 浅井健一さんは2009、2010年に続き、今回で3回目の登場。我々トリビュート・バンドともリラックスしたコミュニケーションが取れていて、彼が何をやりたいかどうかもすぐに理解できるようになったと思う。
 でも、ちょっと考えすぎて、"Help!"はひょっとしたら、こんなビートになるんじゃない?とか、エンディングは何か変えるんじゃないか、なんて勝手に予想してたら、何と大間違い。「これはオリジナル通りにやりたい!」おーっと、そうでしたか、でも望むところです。
 この"Help!"って、ホントによく出来てるんだよね。だから、どこもいじくりたくないっていうのが私の本音。もし変えるなら、前に吉井和哉さんがやったみたいに、バラードにしてしまうぐらいじゃなければ意味がないだろう。

 ジョンの書いた歌詞は、文字通り「助けてくれ!」なんだけど、楽曲としての完成度があまりにも高いので、歌詞の悲痛さ必死さよりも、すべてが完璧に作り込まれた作品としての印象の方が強い。だから、「ヘルプ!」って叫びがものすごくポップでカッコイイって思うのだった。
 この曲の素晴らしさについては、2011年にBONNIE PINKさんとやった時に、詳細で書きまくっているので、ここでは繰り返さない。
 BONNIEさんとのコラボで、ほぼオリジナルの再現を達成したが、キーは女性ヴォーカル用に上げていたので、今回の浅井さんとで正真正銘のオリジナル通りの再現となった。ということで、浅井さんに感謝です。
 
e0093608_12234622.jpg 一方、2曲目に選ばれた"Come Together"は、2010年にやったバージョンを、私はかなり気に入っていた。これは、「Abbey Road」のクールなサウンドをより突き詰めて、なおかつハードコア的な過激さを随所にプラスしたナイス・アレンジであり、「浅井"Come Together"」として、完全に成立していた。(その時の詳細

 我々は一応、その時の本番テイクをバンドで思い出しながら準備していたが、浅井さんは新たなアイデアを持って、リハにのぞんできた。それはエンディングで、全く新しいコードチェンジを使いながら「Come Together」のリフレインをするもので、そのダークで内面的なヴォーカルが、じょじょに過激なシャウトに変化していくのだった。
 それでいて、ラストをギターが引き継いでからは、それほど引っ張らずに、あっさり「OK!」の一言でジ・エンド。その、あっけない感じがまたしびれたな。

 うーむ、今回も面白かった。彼に予定調和はあり得ない。「浅井"Come Together"」は、今後も変化して進化していく可能性がある。

詳細(7)へ続く。
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by harukko45 | 2013-12-20 12:20 | 音楽の仕事

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