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タケカワユキヒデX'masPartyの詳細

 11日のタケカワユキヒデさんとT's CompanyによるX'mas Partyは昼の部でファンクラブ限定公演、夜の部は一般の方々への公演だった。それぞれ、途中にケーキ・タイムともいえる休憩(実際にケーキと飲み物をサービス)をはさんでの1部2部形式でおこなった。
 今回リハの段階で、ほとんどの時間を費やしたのは1部のほうだった。なぜなら、この1部全てがクリスマス・ソングで構成されていて、タケさん自作曲からスタンダード、讃美歌にジョン・レノンと多岐にわたる曲をやることになったからだ。
 タケカワさんは一度決めたら、その目的のために突き進むので、やるといったらやるのである。ご本人は全体の大きな流れで見ているだろうから、「出来る!」で迷わないようだ。
 ただ、すべて合わせると90分ぐらいの内容を私と土屋さんと二人だけで演奏していくので、アレンジ面でいろんな部分にメリハリや工夫をしないといけない。

 さて、1部はタケさん自らレコーディングしたオープニングで開演後、まずはオリジナル曲である"It was the night before X'mas""夢のクリスマス"。タケさん曰く「僕はいかにも....って曲を書くのが得意なんだ。」(もちろんこの場合はクリスマス・ソング)の典型のような曲なんだけど、とは言えシンプルな中にも微妙に凝った部分があって、おもしろい。それをサっと聴くだけでは自然に流れていくんだけど、よく中身を吟味していくとわかってくるのだ。そうすると、いろいろこちらもアイデアをぶち込みたくなる。
 始めはピアノとベースでシンプルにやっていたのだが、もっとポップで映像が浮かぶような感じ(まさにCMソングみたい)にしたかったので、シンセも加えてカラーリングしていった。

 この後はメドレーで7曲のスタンダード・クリスマス・ソングを、'ジングルベル'のテーマを間に挟みながら進めるという、ファンの方々ならよくご存知(!)の形式でお贈りした。
 このうち、アイちゃんが唄った(1)"Santa Claus is coming to town"(5)"I saw mammy kissing Santa Claus"はジャクソン・ファイブのバージョンを参考に彼女のエネルギー爆発を意識したクラシック・ソウル風できめて、いいフックになっていた。
 モトイちゃんが唄った(3)"White Christmas"(6)"赤鼻のトナカイ"では、特に前者で彼女の持つムーディな感じがよく出て、なかなかの仕上がりだったと思う。オッサンのベースによる間奏がまた泣かせるね。
 フロント3人のアカペラでの"Deck the Halls"もうまくキマった。思いだすのは、通しリハでオッサンが曲順間違えて、カウントと同時に次の曲を引き出した時。さすがのオッサンも慌てておりましたなぁ。
 そして、タケさんによる(2)"Let It Snow"と(7)"The Christmas Song"はともにジャジーな方向性でまとめてみた。特にメドレー最後の後者は曲自体が美しいメロディを持っているので、自然と気持ちも高まっていった。ただ、昼のバージョンではタケさんがイントロ途中唄い始めてしまって、最初ちょっと妖しい感じに。私のイントロもわかりずらかったかもと反省。夜の方は完璧にきまって、最後まで集中の切れない、いい出来だったと思う。
 
 さて、メドレーが終わったからって、クリスマス特集は終了しない。続いて讃美歌"おおベツレヘム"は素朴にやって、気分を変えた。アイちゃんの裏声って、なかなか綺麗だったなぁ。新しい発見(?)かも。

 そして最後に、やはりタケさんとしては外せないジョン・レノンの"Happy X'mas"。私はこの曲、この1週間で3回目、アレンジも3パターン目で演奏した。タケさんはあまり観客に「さあ、感動しろ!」みたいなパフォーマンスはしない。だから、この曲も比較的あっさり終わるのが「らしい」な、って思った。でも、名曲であることは変わらない。

 ということで、タケさん曰く「地獄のクリスマス・メドレー」を含む、私曰く「これでもか!徹底的クリスマス・ソング集」による1部が終了。ここまで、書くのにだいぶ長くなったので、2部は次回に。
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by harukko45 | 2005-12-14 14:34 | 音楽の仕事 | Comments(0)

おやじミュージシャン和田春彦の日記でごじゃる


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