大橋純子/クラブ・サーキット2013など、夏のまとめ

 8月も終盤。私はこの夏、7月8月にライブが集中し、ほとんど休みなく準備とリハーサル、そして本番に追われる日々でありました。ここでは、まずは大橋純子さんとのライブについてまとめておきたいと思います。例年のように詳細として細かく書き記したり、脱線して持論を展開することはやめ、記録として残すことと、簡単に私の感想などを書き添えることにします。

 まずは、7月2日。この日は京都にて、企業主催のイベントで演奏。この時に初めてクラブ・サーキット2013用の曲やアレンジを披露する場になった。バンドは4リズムのみであったが、その後のツアーへのシミュレーション、足固めにも大変有意義なライブだった。

 その後8日に最終リハで調整をして、12日が名古屋ブルーノートにて「クラブ・サーキット2013」の初日で、2ステージを行った。

 セット・リストは、以下の通り。これは、東京最終日まで変更なかった。

 m1.クリスタル・シティ〜2.テレフォン・ナンバー、3.たそがれマイ・ラブ〜4.ビューティフル・ミー、5.大人の恋をしましょう、6.Cry Me A River、7.Disco Medley 2013 (Funky Stuff~Jungle Boogie~Hot Stuff~Fantasy~Boogie Wonder Land)、8.シルエット・ロマンス、9.愛は時を越えて En1.シンプル・ラブ〜サファリ・ナイト、2.You've Got A Friend

 名古屋では初日ということもあり、多少の固さはあったものの、全体的にはすでによく熟れた状態でのパフォーマンスと言えた。特にm1から3に至る部分は、個人的にも今回の肝と強く意識していたので、いつも以上に集中してのぞんだつもり。m5、6は、バンドの成熟度を計るのに一番適した曲で、この辺の曲がうまくキマった時は調子が良い証拠。
 m7のメドレーは、ここ3年間の集大成ってところ。ドナ・サマーのヒット曲を加えたことで、昨年よりも聴きやすくなったかな。ただ、全体にちょっと前がかりで少しつんのめってる部分もあったか。

 17、18日はビルボード大阪にて、4ステージ。各自、修正・調整を加えてのぞんだパフォーマンスは極めて完成度が高かった。冒頭の「肝」3曲は、完全に身体に入った感じで、充実した内容だったと思う。個人的には「たそがれマイ・ラブ」のオリジナル・リ・アレンジ・バージョンの仕上がりにはとても満足。「大人の恋...」は、早すぎず遅すぎずの良い塩梅のテンポ感とサウンドで落ち着いた。続く「Cry Me...」は、より自由でありながら、やりすぎず抑えすぎずで、なかなかムーディだった。
 毎年、大阪ではお客さんのノリの良さにこちらも楽しませてもらう。「Disco Medley」はやはりここが一番盛り上がったね。

 24日は茨城県土浦市の市民会館にてコンサート。昼・夜の2回公演で、肉体的にはかなりしんどかったが、ここまでのいい流れを崩すことなく、無事にやり遂げることが出来た。

 メニューは、m7.Disco Medleyを外して、アルバム"Terra"から、m7.時代〜8.季節の中で、9.地上の星が入り、m10.シルエット・ロマンスの後に、m11.サファリ・ナイト〜12.ペーパー・ムーンが加わった。アンコールは、En1.シンプル・ラブ、2.You've Got A Friend

 この日はホールでのコンサートだったので、曲のスケールが広がっていく感じがあって、実に気持ちよかったし、クラブ・サーキットでの成果がきちっとバンド全体に身に付いていることがうれしかった。短時間でも、バンドというのはあっと言う間に成長するのだった。もちろん、いいミュージシャンが集まっているからに違いない。あえて若干の問題点を指摘すれば、完全に自分のものになっているクラブ・サーキットでの曲に比べると、加えたカヴァー曲の出来が少し劣ることか。
 正直、「クリスタル・シティ」からの流れは、来年まで見越したオリジナル中心のメニュー、その音楽的な深さ、そして我々の思い入れの強さからすれば、しかたがない部分もある。
 
 いずれにしろ、大きな会場で美乃家時代からのオリジナルをやれたことは、実に良かった。なぜなら、これらの曲が大ホールのコンサートにピタッとはまるという事を、強く実感できたからだ。
 
 そして、26日はクラブ・サーキット2013の最終日、ビルボード東京での2ステージ。メニューは元に戻った。ツアー当初から比べると、この日のパファーマンスにはどっしりとした落ち着きがあり、全員が先をしっかり見通しながら、自信に満ちた演奏をしていたと思う。まぁ、ベテラン揃いなので当たり前なのだが、それでも、今回のセットは予想以上に細かい神経を使いながら、体力的にも負担のかかる内容であったので、音楽の鮮度を落とさずに、全てをやり遂げるのは大変だった。
 だが、それゆえに終わった時の満足感も大きかったのでした。

 実を言うと、この時の2ステージのライン録音は、私にとってもなかなかの聴きもので、当事者の一人であってもかなり楽しめる。ミュージシャンは、どちらかというと、悪い部分に注目しがちで、反省し、修正を試みる傾向が強い。それは、誰もがより上を目指すことをやめない(やめられない)からであるが、それでも、何年かに一、二度、心から楽しめる自分達の演奏があるものだ。
 個人的には、年齢のせいもあるだろうが、自分自身のプレイにだけ注目するのでなく、他のメンバーの素敵な演奏、バンド全体の充実感の方に耳が行くようになったし、そして何より「あー、何て良い曲なんだろう!」と感動できるかどうかの方が大事になってきた。
 そういった喜びが、今回は多かったことがうれしいし、確かに平均年齢が高い「チーム大橋」ではあるが、各自が未だに進化しようとトライして、実際にそうなっていくのが、本当に素晴らしいことだなぁとあらためて思うのでありました。

 さて、30日に小淵沢にて打ち上げがあり、ここで「クラブ・サーキット」は終了。その日はおいしい料理とお酒で盛り上がった(?、私は諸事情あって、残念ながら途中で早退。悲しーい)
 
 その約1ヶ月後の8月20日。再び4リズムのみの編成で広島・呉のホテルでのディナーショウがあり、2ステージを行った。
 
 この日のメニューは、m1.シンプル・ラブ、2.たそがれマイ・ラブ、3.大人の恋をしましょう、4.時代〜5.季節の中で、6.地上の星、7.シルエット・ロマンス、8.サファリ・ナイト〜9.ペーパー・ムーン、10.愛は時を越えて En.You've Got A Friend

 久しぶりに集まったのと、サックスとコーラスが抜けた状態で、そのカヴァーをいろいろヤリクリしなければならないので、少々不安ではあったが、始まってしまえば、すぐに勘が戻った。
 それどころか、m9「ペーパー・ムーン」なんか、かなりの白熱度で、「いったいお前達は、いつになったら大人になるんだ!」って言いたいぐらいだった。「学園祭の女王」復活、まさにそんな感じ。

 一昨日の25日、今度は岡山に向かい、FM放送の公開録音をかねたコンサートにジュンコさんが参加し、ドラムの植村くん、アコギに土屋さん、そして私がシンセ・ベースを弾きながらのキーボードという編成でバックをつとめた。
 ジュンコさんの他に、ムッシュ・かまやつさん、中村あゆみさんが出演する豪華版。個性豊かな3人のボーカリストが揃って、実に楽しいイベントだった。
 
 かまやつさん、あゆみさんに続いてジュンコさんの登場で、我々のメニューは、m1.たそがれマイ・ラブ(モカ・ジャバ・バージョン)、2.大人の恋をしましょう、3.地上の星、4.シルエット・ロマンス、5.愛は時を越えて、全員でEn.バンバンバン。

 この時はもちろん放送用に録音されたのだが、すでにPAライン録音の段階で実にいいバランスと音質だったので、全員が大喜び。ジュンコさんはもちろん、バンド3人も、ナチュラルでイキイキしたパフォーマンスであり、多少の荒っぽさはあっても、心から楽しめるライブだったと思う。
 チーム大橋としては、まさに締めに相応しい内容で、今年の夏を無事終えることが出来たのだった。

 各会場で応援してくださったファンの皆様には、厚く熱くお礼申し上げます。本当にありがとうございました。今年は、例年以上に成果の大きかった夏でした。引き続き、来年の40周年に向けて、ますます頑張りますので、今後ともどうぞよろしくです。
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by harukko45 | 2013-08-27 23:53 | 音楽の仕事

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