今日のFREE(5)"Tons Of Sobs"

 シンガポールから帰ってから、フリーをきっかけにあっちふらふら、こっちふらふらで音楽評論家ぶっていたが、その肝心のフリーをそろそろまとめなくちゃ。

 で、その5回目はファーストの"Tons Of Sobs"を選んだが、これはある意味「60年代後期のブリティッシュ・ブルーズ・ロック」なしでは生きていけない人、その道の研究家が聴き込むべきものだろう。正直、今の耳でこれを完全にすべて楽しめというのはつらいところがあるのは否めない。
 が、そう簡単に片付けられないのがフリーの奥深さ。

 何たって、若い。なのに、渋い音楽だ。小僧がマジにブルーズしまくっている。だからポール・コゾフは夢中になって弾きまくっている。そのせいで、ポール・ロジャースの存在がいつもより薄く感じる。おもしろいのは昨日のザック・ワイルド20歳デビューにおける「弾きまくり」とこのコズフの19歳デビューの「弾きまくり」の比較。
 時代の違い、ロック・ビジネスの違いなど、簡単に比べてはいけないだろうが、とにかくこの二人の共通点は筋金入りの「バカ」だということだ。
 同じようにレスポールを爆音で弾く姿を頭の中で思い浮かべてみると、何だかニヤニヤしてしまう。

 ただ、コゾフの方がハートは繊細だ。だから、早死にしてしまう。かたやザックは根っからのサバス党だから、最初から悪魔にハートを売ってしまっていて、酒もドラッグも何のそので不死身かも?
 19だろうが20だろうが、こんなギターを弾くやつが近くにいたら、何をさしおいても聴きにいくにちがいないほどの大バカ野郎どもだと思う。

 だから、コズフを楽しもう。素晴らしくのめり込んで弾きまくっている。それでいいのだ。そのかわり、バンドとしてはまだイマイチだ。それは、その後を知っているからだけど。
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by harukko45 | 2005-11-26 01:25 | 聴いて書く

おやじミュージシャン和田春彦の日記でごじゃる
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