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MAKI/北参道ストロボカフェ

 2月10日にMAKIさんのバースデイ・ライブがあり、私はちょうど2年ぶりに参加。ということは、前回は震災の1ヶ月前だったわけね。東北の人々のように直接的に苦難を体験したわけではなくても、やっぱり多くの人にとって3.11以後に、何かしらの変化があったんだろうと感じる。MAKIさんもそうで、いろいろと精神的に辛い時期があったらしい。だが同時に、変わらずに集まってくる良き仲間達の存在や、そういう人間を引き寄せる魅力とエネルギーをけっして失わなかったことがとても素敵だ。
 そんな中の一人として、久しぶりにライブに誘われたのだから、大いに喜んで参加した次第です。

 当日はストロボカフェが超満員のソールドアウト、こういうところもさすがMAKIさんだと感心します。で、彼女のミュージシャン仲間であるリナンさん、山口高始&the rainbow dogsさん、Kodhyさん、ギガムスタングさんが、それぞれのパフォーマンスとMAKIさんとのコラボで盛り上げたのでした。

 私はMAKIさん以外で、リナンさんのコーナーに1曲参加、こちらも久しぶりの再会で楽しかった。リナンさんの全く持ってユニークな音楽性は前と変わらずで、これもすごくうれしい。今後もとことんストイックに行って欲しいです。

 で、メイン・アクターのMAKIさんのセット。
 m1.Red Eye 2.Solitary 3.太陽の近いこの場所で 4.さとうきび畑(with カーミーズ) 5.ココロXココロ 6.想いのカケラ 7.食後の幸せ 8.アイランド 9.rebirth 10.ココロオト En.あぁ

 m1と2は、私のピアノのみで、お互いに2年間の変化があって、前にやっていた感じとはずいぶん表情が変わったが、内容的にはより良くなったと感じました。
 m3ではMAKIさんの父上である亀谷長一郎さんが三線で登場、私とはぶっつけ本番でしたが、さすがに沖縄人、根っからのミュージシャンですから、自然に音楽が始まります。
 m4では母上の啓子さんも加わって、家族ユニットであるカーミーズによるパフォーマンスになりました。ここでは、私は引っ込んで、長一郎さんはアコギに持ち替えました。で、啓子さんとMAKIさんのハーモニーは、血のつながりの濃さを感じました。実にしっくり合うので、特別な絆を感じずにはいられないわけです。
 m5は再び私だけでのバックで、彼女の代表作と言える曲。以前から必ず毎回やっていた曲ですが、今回はちょっと緊張してしまいました。なので、個人的には少し反省。

 さて、m6からは増田"ガッツ"修くんのドラムス、永田範正くんのベース、平泉光司くんのギター、Kodhyさんのコーラスによるバンド編成。そこに、山口高始さん(m7)、リナンさん(m8)さんも加わってくれました。バンドでの演奏とは言え、全体的にはしっとりとした優しさのあるバラード中心で、それがMAKIさんの今の心情を表しているのかもしれません。

 アンコールでの"あぁ"はSuperflyのゴスペルちっくなバラードで、これも私だけのバックになりましたが、ここでのMAKIさんはこの日一番の熱唱だったので、私の方もかなり燃えました。まさに、歌い切ったって感じでしょうか、歌う喜びがびんびんに伝わってきました。こういう正直さ、素直さが彼女の最大の良さなのです。
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by harukko45 | 2013-02-13 16:11 | 音楽の仕事 | Comments(0)

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