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NFLスーパーボウル/ボルティモア・レイブンズ34-31サンフランシスコ・49ers

 第47回スーパーボウルは、実に素晴らしいゲームとなり、ひさびさにワクワクドキドキしながら堪能した。正直、試合前は、どちらのチームにもそれほど思い入れはなく、しいて言えば今期限りでの引退を発表していた名ディフェンダー、レイ・ルイスに花を持たせたいという思いだけで、わずかにボルティモアを応援することにしていた。
 で、試合開始早々の先制TDをはじめ、ボルティモアのオフェンスが実に好調で、前半で21-6になり、おまけに後半最初にコビー・ジョーンズのキックオフリターンTDがキマって28-6となった時点で、これはもはやボルティモアの圧勝が見えたし、ナイナーズ自慢の「ピストル・オフェンス」も大舞台では空回りのままで終わるかと思われた。

 が、その直後の停電による35分の中断が、ゲームの流れを大きく変えるとは!

 勝負の女神っていうのは、何がきっかけで微笑むのか、本当にわからんね。突然、まるで雷に打たれて目が覚めたかのごとく、それまで凡庸なプレイに終始していた49ersが、本来の姿を取り戻したのだから驚いた。それはまさに、プレイオフでずっと見せてきたハイパーな戦いぶり。新世代QBキャパニック率いるピストル・オフェンスは3Qだけで17点を取る猛攻で5点差に追い上げ、続く4Qにはついに2点差にまで迫った。

 そしてそして、残り2分でボルティモア陣5ヤードまで攻め込んでの4回の攻撃で、ついに逆転TDによる49ersの勝利が現実のものになりそうだった。
 だが、絶体絶命の危機での、レイブンズ・ディフェンスの踏ん張りが凄かった。この2分間における両者の攻防は実にスリリングでサイコーだった!久々に「これぞフットボール!」的快楽に満ちていて、素晴らしい時間でありました。

 49ersのQB、コリン・キャパニックはパス302ヤード(1TD、1INT)、ラン62ヤード(1TD)で大爆発で、その能力の高さを示したものの、結果としては前半の不調が響いた。22点差をひっくり返しての、スーパーボウル史上最大の逆転勝利はかなわなかったが、NFLに新しいトレンドを作った一人として、来シーズン以降も大いに期待できる。
 個人的にはシアトルのラッセル・ウィルソンの方を買ってるけどね。

 と言う事で、ボルティモア・レイブンズおめでとう!レイ・ルイスおめでとう!そして、ありがとう、おつかれさまでした。
 ジョー・フラッコ、MVPおめでとう。正直、あなたがこんなに良くなるなんて考えてもいませんでした。今日は常にクールにやるべき事をやり切っていて、静かに感動しました。今日のフラッコはノーミスのパーフェクトでMVPも納得。ただし、個人的にはWRのアンクワン・ボールディンとコビー・ジョーンズも大いに讃えたいと思います。

 それからそれから、サンフランシスコのベテランWRランディ・モス、またしてもスーパーボウルリング獲得ならずでした。これについては、ちょっと残念に思いますが、まだチャンスはあると期待して、影ながら応援しております。でも、引退しちゃうかもなぁ。

 さて、これでシーズン終了。今シーズンは新世代選手達の活躍が目立ち、ポストシーズンも好試合ばかりで、実に楽しかったNFLでありました。


 
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by harukko45 | 2013-02-04 22:58 | スポーツ | Comments(0)

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