Miles Davis"The Cellar Door Sessions 1970"

 今日11月22日は、本当ならば私は近くのHMVに乗り込み、手には1万5千円握りしめ、あの偉大なる偉大なる偉大なるマイルス・デイビスの"The Cellar Door Sessions"6枚組を買うつもりであった。
 これは、私にとって2005年最大のイベントであり、今年ここまで頑張ってきた自分への最高の「ご褒美」となるものであり、一ヶ月早いクリスマス・プレゼントになる予定だった。

 それがである!昨日HMVのウェブサイトをのぞいて、私が見たものは「12月27日に発売延期」の文字!(12月28日に正式決定)

 ングーッ!何たる事か。これでは、クリスマスは終わってしまうではないか。だいたい、最初は9月発売予定が10月27日に変更、その後再び11月22日に変更。さあ、いよいよとドキドキしていた矢先にこの知らせ。ショック、落胆ここに極まれり。で、ガックーッ!

 たかがCDごときに大げさなと思うなかれ、これがマイルス・デイビスを敬愛する方々なら、私の気持ちもおわかりになるでありましょう。68年頃から70年代のマイルスの音楽は、このジャズ史上最大最高の巨匠の歴史において、最も凄い音楽を作り出していた時代。私も中学、高校とその真っ只中にもろぶつかった一人。

e0093608_0104219.jpg その中でも、その内容のエグさ、濃さにおいて最右翼のライブ演奏と言える"LIVE-EVIL"はこの時期の傑作アルバムの一つ(マイルスの場合、ほとんどどれもこれも傑作と言えるが...)。しかし、このライブ・アルバムは実際にはプロデューサー、テオ・マセロ氏が大胆かつ芸術的にテープ編集して作り上げた「作品」だった。
 それが今回、その元となるワシントンDCの「The Cellar Door」での4日間にわたる演奏全てがCD化されることになったわけである。

 メンバーが凄い(いつだって凄いけど)!ゲイリーバーツ(A.Sax),キース・ジャレット(Epf&Org),マイケル・ヘンダーソン(Bass),ジャック・ディジョネット(Drums),アイアート・モレイラ(Perc)、そして後半にジョン・マクラフリン(G)が加わる。
 特にキース・ジャレット!!!!「LIVE-EVIL」を聴けば、この時のキースがいかにとんでもない演奏をしているかがわかるのだが、そのすべてが聴けるとなればものすごい幸せが私に訪れることは間違いないのだ。
 とにかく、あのマイルスをして「今まででいちばんすごい奴はキースだった。」と言わしめた若きキース・ジャレットの「キレキレ」の演奏が最大の注目だ。

 いやいや、もちろん最大はマイルスなのだ。だが、彼は常に素晴らしく「カッコイイ!」ので、それが当たり前のように感じるし、そもそも彼は自分のアドリブ・ソロだけでどうのこうのと評価されるような人間でなく、彼をとりまく全てがカッコイイ、彼のオーラが全てをカッコよくするのである。「マイルス・デイビス」の演奏を基準に他のジャズとかフュージョンとかを聴くと、なんとそれらのオソマツなことか。おっといかん、ちょっと興奮しすぎた。ファンゆえの先走った暴言をお許しくだされ。

 このライブはこれまでブートレッグでも聴けたのだが、私は今まで買っていない。故に、今回の正規版発売には狂喜乱舞したのだった。なのに、なのに.....。

 わかったよ!また1ヶ月待つよ、ソニーさん。だけど、今度こそ発売してくれよ。どうか、お願いいたします。それまで、頑張って仕事に精出すから。よろしくお願いしますね。


 おお、今日の深夜からWOWOWでマイルスの70年ワイト島ロック・フェスでのライブが放送されるんだった。これも凄いぞ!あ"ー!!
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by harukko45 | 2005-11-22 19:53 | 聴いて書く

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