水越けいこ/クリスマスコンサート2012(2)

(1)からの続き。

 m8.クリスマス・イブ〜9.Joy To The World

 アコギにプロデューサーである森さんを迎えての後半戦。まずは、クリスマスにちなんだカヴァーを2曲。m8は、山下達郎さんによる定番曲で、説明不要でしょう。ここからは男性陣がバック・コーラスで参加しました。で、これはどちらかというと、次曲へのオーバーチュアって感じ。日本語訳では「もろびとこぞりて」となるクリスマス・キャロル"Joy To The World!! the Lord is come"は、スフィアン・スティーヴンス(Sufjan Stevens)によるバージョンを参考にしてまとめたもので、発案は森さんによる。スフィアンは、幻想的なサウンド・メイクをして注目されるアメリカのフォーク・シンガーで、彼のバージョンは本当に素敵な仕上がりで、大いに刺激になった。
 

 基本的にボーカルは2声でOKなのだが、これに、けいこさんがもう一つ違うハーモニーをつけ、ソロ部分も加えた構成にして、水越バージョンとなったのでした。

 m10.Africa〜11.32階のBar〜12.Can't You

 今回は比較的しっとりと落ち着いた曲が多かったセットだったので、この辺で少しノリのある曲を。
e0093608_19405861.jpg 82年リリースの「Vibration」から2曲続けて。"Africa"はファンの皆さんにも人気のようで、大いに盛り上がってくれました。私はリズム・キープに忙しいので、コーラスはもっぱら森さんにお任せ。
 "32階のBar"はなかなかムーディな曲で、個人的には結構好きです。いかにも、高層ビルの高級バーな感じは、ねらった「下世話さ」があって良い。こういうのは、昭和っぽいと思うし、今の時代じゃ歌詞にできないんだろうなぁ。

e0093608_074836.jpg 84年の「Ten」に収録された"Can't You"は初めて演奏しました。ファンの方々にはこれまでにこの曲をライブで聴いている人はいるかしら?とりあえず、リズム・セクションがとっても欲しくなる曲ですが、そこを会場の皆さんの手拍子に助けられての演奏となりました。それと、サビでの追っかけコーラスが印象的なので、これは男性二人で頑張ってみました。ただし、会場にいた方はよくおわかりでしょうが、けいこさんが英語詞の部分をあちらこちらに飛ばすので(?)、こちらは対応するのに四苦八苦、けいこさんのあまりのブッ飛び方に、東京ではついに追いつけず、思わず大笑いしてしまいました。まいった、まいった。とは言え、かなり楽しく盛り上がってしまいました。

e0093608_2253452.jpg m13.Beautiful Days

 80年「Love Time」のラストに置かれたこの名曲は、コンサートの最後にも実にふさわしい曲でしょう。伴奏する方も自然にしていれば、曲が良い方向に導いてくれるのでした。何度やっても感動しますし、この曲に無事に辿り着けたことに感謝したい気分になります。

 En1.About Me〜2.モノクローム

 暖かいアンコールに応えて、来年いよいよリリースされることになるニューアルバムからの2曲。共に私がアレンジしたものですが、個人的にもとても気に入っているし、思い入れも強い作品です。けいこさんも私も同年代のミュージシャンとして、お互いに経てきた時間のおかげで、いろいろな余分なものが取れ、今はとても素直に音楽に取り組めている状態であることを表せた内容ではないかと思っています。
 この2曲はトラックダウンを残すのみとなっています。私も早くCDとしてパッケージされるのを楽しみにしています。

e0093608_1125865.jpg En3.Full Moon
 
 コンサートの最後は、静かで美しい"Full Moon"。もちろん、「I'm Fine」でのTOTOのバックが素晴らしかったですが、今回、ピアノのみでやったのも、実に気持ちよかったです。また、あらためて曲自体の美しさに触れた感じでしたし、エンディングに置いたセンスに脱帽です。

 さて、というわけで、今年の水越さんとのライブはこれで終了です。2012年はあまりご一緒できなかったけど、来年はまたいろいろとコラボできると思います。そして、何より、待ちに待ったニューアルバムは、本当に本当にリリースされます。きっと、来年はそういった意味でも華やかな年になるのではないかと思うし、是非ともそうしたいものです。
 いつも暖かく応援してくださるファンに方々に、あらためて感謝の気持ちをお伝えします。本当にありがとうございました。そして、来年もどうぞよろしくお願いします。
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by harukko45 | 2012-12-19 00:58 | 音楽の仕事

おやじミュージシャン和田春彦の日記でごじゃる
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