クラシコ
2005年 11月 21日
私はバルサの方が好きだから、非常に満足しています。エトーが15分に早々と先制点を決めた事で、レアルが攻めにかかり、かえってそれがロナウジーニョを自由にさせて、その後の超人的なプレイによる2得点をバルサにもたらしたのだった。
ロナウジーニョ、エトー、そしてここにアルゼンチンからメッシがやって来て、去年のジュリでも凄かった前線がますますハイテク軍団(いや、宇宙人トリオの方がいいかな)になった。中盤のシャビとデコも手際よくボールを左右に配給して、まったくスキがなかった。
ディフェンス面でもプジョルを中心に鉄壁で、1対1でもとても強く、レアルのフォワードはファウルをさそってFKをとることさえ、ろくにできなかった。
レアルはコンディションの悪い選手が多かったのだろうが、それにしても終始スピードのないサッカーで、得意のパス回しもバルサの早いチェックによって、ほとんどやらせてもらえなかった。変化をつけられる、例えば縦にシンプルに突進していけるような人材もなく、ジダンもベッカムも宝の持ち腐れ状態。結局、司令塔はどちらか一人でいいって話で、そのかわりにもっとガツガツ働いてくれる選手が必要なのは明白。
やはり金にモノを言わせてスターばかり集めて、チームバランスを考えなかった代償をここにきて払わされているわけだ。今のチームでは今年も優勝するのは無理じゃないだろうか。
それに、こんなに見ててワクワクさせられるサッカーをバルサに見せられては、人気もとられてしまうんじゃないかって、余計な心配までしてしまうよ。
とにかく、今世界最高のサッカーはバルセロナで見れることだけは確かだろう。