コールドマウンテン

 今夜は「コールドマウンテン」をこれまた今頃観た。一応、感動文芸大作との評判で、アカデミーにもずいぶんノミネートされてた。が、私はただホワイト・ストライプスのジャック・ホワイトが出ているので観てみたかったのだった。

 内容は、まあ悪くはなかったけど、正直もうちょっとリアリティのある仕上げはできなかったものか(そうじゃないなら、もっとロマンティックに)と思う。どうも、設定に無理を感じて、深く共感できないまま進んでいく純愛ものだった。そして予想通りジュード・ロウが死んで、やっぱりね。

 それとリアリズムに徹せられないハリウッド映画は、余計なエピローグをつけて「希望」を演出する。これは本当にいただけない。でも、アメリカものだからしかたないか。と思ったら、失礼イギリス、イタリア、ルーマニア合作だって。監督は確かにイギリス人だ。で、撮影がルーマニアとは!これは驚き。ルーマニアに古きアメリカを再現するとはね。そのせいかどうかはともかく、映像は美しかった。撮影監督の仕事は素晴らしいと思った。

e0093608_181392.jpg とにかく、「21世紀の”風と共に去りぬ”」は言い過ぎではないか。ビビアン・リーとクラーク・ゲーブルの異様なほどの濃さに比べたら、ニコール・キッドマンとジュード・ロウでは物足りない。
 同じように「戦争で引き裂かれる愛」をテーマにしたものなら、イタリアの「ひまわり」の方が数倍感動する。ソフィア・ローレン、マルチェロ・マストロヤンニの方が、ずっとロマンティックであり、同時にリアリティがあった。音楽もヘンリー・マンシーニで素晴らしかったし。
 
 で、お目当てのジャック・ホワイトは後半にかなり情けない役で登場。ミュージシャン役で歌うのはいいとして、演技の方はいただけなかったね。これじゃ、レニー・ゼルウィガーに手玉にされてしまうよ。
 でも、その失恋の痛手が今年の新作"Get Behind Me Satan"に実を結んだんだから、音楽ファンには最高の演技だったと言えるかも。
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by harukko45 | 2005-11-19 03:50 | 映画・TV

おやじミュージシャン和田春彦の日記でごじゃる
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