歌え!ロレッタ愛のために
2005年 11月 18日
とんでもない、モロにロレッタ・リンの半生を描いた映画だった。お粗末さま。
内容は他愛もないホームドラマ風のサクセス・ストーリーだが、ロレッタ・リンとパッツィ・クラインとの関係や当時のカントリー・シーンの一端を見れたのはすごくおもしろかった。ロレッタと旦那さんのグチャグチャな愛憎劇を想像してたら大間違い、トミー・リー・ジョーンズ扮するご主人、実に献身的で彼女を売り出した立派なプロデューサー&マネージャーだったのね。
それにしても、シシー・スペイセクは全曲吹き替えなしでロレッタの曲を歌ったとは恐れ入りました。うまい!アメリカの役者さんは突き詰め方がすごいわ、やっぱ。
それと、ロレッタの父親役を何と、ザ・バンドのレヴォン・ヘルムが演じていたのには超ビックリ。思わぬところで彼の渋い演技を楽しませてもらった。実は、バンドの昔のCDを聴き返していたので、こういう偶然がまたまたおもしろい。
パッツィ・クラインの素晴らしさは少しは知ってる私だったけど、ロレッタ・リンはまだまだ知らない事ばかり。それでも、「Van Lear Rose」にはぶっとんでるけど。昔のも少しずつチェックしてみたい。
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